大塚ホールディングスは2025年3月17日、100%子会社の大鵬薬品工業がスイスのAraris Biotech AGを完全子会社化することについて合意し、契約を締結したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 大塚ホールディングス株式会社(取得主体は100%子会社の大鵬薬品工業株式会社)(4578・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | Araris Biotech AG の株主(Samsung Venture Investment Corporation 18.51%、Redalpine Capital 13.16%、4BIO Partners LLP 12.36% ほか) |
| 譲渡対象 | Araris Biotech AG(医薬品の研究開発(次世代ADC創薬技術基盤)) |
| 所在地 | スイス |
| 手法 | 株式譲渡(完全子会社化) |
| 対価 | 買収完了時に400百万米ドル。追加マイルストンとして最大740百万米ドルを支払う |
| 日程 | 契約締結 2025年3月17日/必要な手続き等を経て2025年度前半に完了する予定 |
対価は、買収完了時に400百万米ドルを支払うとともに、追加マイルストンとして最大740百万米ドルを支払う内容です。取得株式数は435,720株で、取得後の議決権所有割合は100%になります(出典:大塚ホールディングス株式会社 2025年3月17日公表資料)
対象会社は2019年の設立で、所在地はスイス、資本金は436千スイスフランです。医薬品の研究開発を行っています(出典:大塚ホールディングス株式会社 2025年3月17日公表資料)
売り手にはSamsung Venture Investment Corporation(18.51%)、Redalpine Capital(13.16%)、4BIO Partners LLP(12.36%)などが含まれます(出典:大塚ホールディングス株式会社 2025年3月17日公表資料)
買収は、今後必要な手続き等を経て2025年度前半に完了する予定と記載されています。
中小企業の経営者は、どう読むか
最初に払う額より、あとで払うかもしれない額のほうが大きい取引です。何が起きたら払うかを契約で決めています。
研究開発の会社では、この形がよく使われます。うまくいくかどうかが先に分からないためです。
中小企業の譲渡でも、同じ考え方で後払いを組むことがあります。何を達成したら払うのかを、数えられる形で書きます。
売り手の多くは投資会社です。出資して育て、事業会社へ渡すという役割分担が見えます。
この形は、売り手にとって受け取る総額が確定しません。先に受け取る分と、条件つきの分を分けて考えます。