明和産業は2025年6月25日、株式会社タカロクの株式を取得し子会社化すると公表しました。株式譲渡実行日は2025年7月9日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 明和産業株式会社(8103・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | ドルフィン1号投資事業有限責任組合(持株比率96.4%)およびブルパス1号M投資事業有限責任組合(同3.6%) |
| 譲渡対象 | 株式会社タカロク(合成樹脂の原料販売、熱可塑性樹脂の着色・コンパウンド、プラスチックのリサイクル事業、プラスチック関連機器・システムの販売) |
| 所在地 | 東京都港区新橋2-12-17 新橋I-Nビル3階 |
| 手法 | 株式の取得(子会社化)。49,000株を取得し、議決権所有割合は0%から100%となる。開示資料は、対象会社が2023年5月に設立された会社が2025年5月1日付で髙六商事株式会社を吸収合併した会社であることを記載している |
| 対価 | 取得価額は1,490百万円 |
| 日程 | 2025年6月25日 取締役会決議日/2025年6月25日 契約締結日/2025年7月9日(予定) 株式譲渡実行日 |
取得株式数は49,000株で、議決権所有割合は取得前が0%、取得後が100%です。取得価額は1,490百万円です(出典:明和産業株式会社 2025年6月25日公表資料)
対象会社は所在地が東京都港区新橋2-12-17 新橋I-Nビル3階、資本金が9,500万円、設立年月日が2023年5月30日で、大株主及び持株比率はドルフィン1号投資事業有限責任組合が96.4%、ブルパス1号M投資事業有限責任組合が3.6%です(出典:明和産業株式会社 2025年6月25日公表資料)
開示資料は、対象会社が2023年5月に設立された会社であり、同社が2023年8月に髙六商事株式会社およびタカプラリサイクル株式会社を取得したうえで(タカプラリサイクル株式会社は2024年5月に髙六商事株式会社に吸収合併)、2025年5月1日付で髙六商事株式会社を吸収合併した会社であることを記載しています。
髙六商事株式会社の経営成績として開示資料は、売上高が13,668百万円、12,383百万円、11,080百万円、営業利益が216百万円、238百万円、281百万円、純資産が2,089百万円、2,299百万円、2,472百万円と3期分を記載しています(出典:明和産業株式会社 2025年6月25日公表資料)
開示資料は、買い手が化学品を中心とした専門商社であり合成樹脂事業を展開していること、対象会社が創業来60年以上合成樹脂の分野に特化し原料販売、コンパウンド製造、リサイクルを手掛けてきたことを記載しています。
出典: 明和産業株式会社「株式会社タカロクの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2025年06月25日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
渡す側が、投資を目的とする組合になっている取引です。
数年前に引き受けた会社を、次の相手へ渡しています。
組合は期限を持つので、いずれ手放すことが前提です。
中小企業の譲渡でも、相手にファンドが入ることがあります。
そのときは、数年後にもう一度動くと考えておきます。
事業会社へ渡すのとは、そのあとの景色が違います。
また、この会社は合併を重ねて今の形になっています。
買い手が買うのは、整理が終わったあとの一社です。
渡す前の整理が、相手の数を増やす場面もあります。