愛三工業は2025年11月17日、トライス株式会社の全株式(100%)の取得に関する株式譲渡契約を締結したと公表しました。株式譲渡実行日は2026年1月30日です。

開示された事実

譲受(買い手)愛三工業株式会社(7283・東証プライム)
譲渡(売り手)丸の内キャピタル第二号投資事業有限責任組合(持ち株比率98.4%)およびMarunouchi Global Fund II LP.(1.6%)
譲渡対象トライス株式会社(非上場)(カーボンブラシ、カーボンコンミテータ、電気接点、カーボン軸受、炭素構造部品、抵抗体、焼結軸受、焼結機械部品、その他自動車用電装部品の開発・製造)
所在地三重県松阪市櫛田町1105番地の2
手法株式取得(完全子会社化)。対象会社の全株式(100%)を取得する株式譲渡契約を締結した。開示資料は、株式譲渡実行日が国内外の競争法当局によるクリアランスその他の法令上必要となる関係当局の許認可等の状況により変更される可能性があることを記載している
対価開示資料に記載なし
日程2025年10月30日 契約締結日/2026年1月30日 株式譲渡実行日

対象会社は名称がトライス株式会社(非上場)、所在地が三重県松阪市櫛田町1105番地の2、事業内容がカーボンブラシ、カーボンコンミテータ、電気接点、カーボン軸受、炭素構造部品、抵抗体、焼結軸受、焼結機械部品、その他自動車用電装部品の開発・製造、資本金が2億8,380万円、創業年月日が1946年12月16日です。取得価額は開示資料に記載がありません(出典:愛三工業株式会社 2025年11月17日公表資料)

対象会社の親会社の所有者に帰属する持ち分(連結)は157億円(2025年3月期)、資産合計(連結)は330億円(2025年3月期)、直近の事業年度の経営成績(連結)は売上高178億円(2025年3月期)です。大株主及び持ち株比率は丸の内キャピタル第二号投資事業有限責任組合が98.4%、Marunouchi Global Fund II LP.が1.6%です(出典:愛三工業株式会社 2025年11月17日公表資料)

開示資料は、対象会社グループが車載用モータに使用される電刷子等のカーボン部品のメーカーであり、同社の材料開発、生産技術、品質管理に基づく製品が世界の車載用モータメーカーに採用されていることを記載しています。

開示資料は、買い手と対象会社の間に製造部品に関する仕入先としての取引関係があること、株式譲渡実行日が国内外の競争法当局によるクリアランスその他の法令上必要となる関係当局の許認可等の状況により変更される可能性があることを記載しています。

出典: 愛三工業株式会社「トライス株式会社の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ」(2025年11月17日公表)・適時開示

中小企業の経営者は、どう読むか

売り手は投資ファンドで、ほぼ全株を持っていました。

そこから、取引のあった事業会社が引き取ります。

ファンドの出口が、取引先への譲渡になっています。

中小企業の譲渡でも、この連鎖は起こります。

一度ファンドへ渡り、数年後に事業会社へ移ります。

渡す側から見れば、最終の持ち主は選べません。

長く続けてほしいなら、最初から事業会社を選びます。

価格はファンドのほうが高いこともあります。

価格と行き先を並べて考える、という場面です。

この業種のM&A・事業承継のページを見る

この開示についてのよくあるご質問

A.譲受(買い手)は愛三工業株式会社(7283・東証プライム)です。譲渡(売り手)は丸の内キャピタル第二号投資事業有限責任組合(持ち株比率98.4%)およびMarunouchi Global Fund II LP.(1.6%)です。譲渡対象はトライス株式会社(非上場)(カーボンブラシ、カーボンコンミテータ、電気接点、カーボン軸受、炭素構造部品、抵抗体、焼結軸受、焼結機械部品、その他自動車用電装部品の開発・製造)です。
A.株式取得(完全子会社化)。対象会社の全株式(100%)を取得する株式譲渡契約を締結した。開示資料は、株式譲渡実行日が国内外の競争法当局によるクリアランスその他の法令上必要となる関係当局の許認可等の状況により変更される可能性があることを記載している
A.開示資料に記載なし
A.2025年10月30日 契約締結日/2026年1月30日 株式譲渡実行日
A.本記事は愛三工業株式会社「トライス株式会社の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ」(2025年11月17日公表)をもとに要約したものです。当社が関与した案件ではありません。
本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。