株式会社シティインデックスフィフスは2026年9月25日、サンケイリアルエステート投資法人(証券コード2972)の投資口を公開買付けにより取得することを決定したと公表しました。買付け等の期間は2026年9月28日から2026年11月10日までの30営業日で、決済の開始日は2026年11月17日です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社シティインデックスフィフス |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 公開買付けに応募する投資口の保有者(不特定)。特別関係者のうち株式会社ATRAと個人1名が保有する分は、本公開買付けに応募しない旨が個別に口頭で合意されている(氏名は再掲しない) |
| 譲渡対象 | サンケイリアルエステート投資法人(東京証券取引所の不動産投資信託証券市場(東証REIT市場)に上場する投資法人。資産運用会社は株式会社サンケイビル・アセットマネジメント) |
| 所在地 | 東京都千代田区内神田二丁目3番4号 |
| 手法 | 公開買付け(対象は投資法人の投資口)。買付予定数は375,636口、買付予定数の下限は118,732口で、応募の総数が下限に満たない場合は応募投資口の全部の買付け等を行わない。買付予定数の上限は設定されていない。公開買付者は、対象者投資口の全て(対象者が所有する自己投資口を除く)を取得して対象者を非公開化することを目指すとしている |
| 対価 | 投資口1口当たり125,000円 |
| 日程 | 2026年9月25日 公開買付けの開始の決定/2026年9月28日から2026年11月10日まで 買付け等の期間(30営業日)/2026年11月17日 決済の開始日 |
買付け等の価格は投資口1口当たり125,000円です。買付予定数は375,636口、買付予定数の下限は118,732口で、上限は設定されていません。応募の総数が下限に満たない場合は、応募投資口の全部の買付け等を行いません(出典:サンケイリアルエステート投資法人 2026年9月25日公表資料)
公開買付者は日本法に基づき2012年10月に設立された株式会社で、有価証券の保有、運用および投資を主な事業としています。公開買付者自身は本日現在で対象者投資口を所有していませんが、特別関係者に該当する株式会社シティインデックスイレブンスが2,001口(所有割合0.43%)、株式会社ATRAが45,289口(9.70%)、株式会社C&I Holdingsが46,182口(9.89%)、個人1名が46,174口(9.89%)を所有しており、特別関係者の合計は139,646口(29.90%)です(出典:サンケイリアルエステート投資法人 2026年9月25日公表資料)
買付予定数の下限は、2026年2月28日現在の発行済投資口の総口数467,099口に対し、投資口の併合に係る議案を可決するために必要となる取得割合41%を上回る45%に相当する210,195口から、応募しないことが合意されている投資口数を控除した口数として設定されています。公開買付代理人はフィリップ・キャピタル証券株式会社で、復代理人としてマネックス証券株式会社が選定されています(出典:サンケイリアルエステート投資法人 2026年9月25日公表資料)
出典: 株式会社シティインデックスフィフス「株式会社シティインデックスフィフスによるサンケイリアルエステート投資法人(証券コード:2972)投資口に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(2026年09月25日公表)・適時開示
あわせて参照した出典: サンケイリアルエステート投資法人「株式会社シティインデックスフィフスによるサンケイリアルエステート投資法人(証券コード:2972)投資口に対する公開買付けに関する賛同及び応募中立の意見表明」(2026年09月25日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
下限を置くかどうかで、この種の買付けは性格が変わります。
ここでは、議案を可決できる水準に応募が届かなければ、投資口を買わないという形になっています。
中小企業の譲渡でも、同じ考え方が条件の設計に出てきます。過半数だけ取るのか、全部取るのかで、買い手が後からできることが変わるからです。
一部だけ残った株主がいると、その後の組織再編に別の手続が必要になります。
売る側も、どこまで手放すのかを決めてから相手を探すほうが、条件の話が早く進みます。