RVHは2026年9月29日、連結子会社である株式会社レブラスの全株式を譲渡し、同社の部門により構成されている資産運用関連事業を廃止することを決定したと公表しました。

開示された事実

譲受(買い手)個人(開示資料に氏名の記載があるが、当サイトでは個人名を掲載していません)
譲渡(売り手)株式会社RVH(対象会社の全株式100%を保有していた親会社)
譲渡対象株式会社レブラス(不動産売買事業)
所在地東京都千代田区
手法株式譲渡(保有する全株式670株・所有割合100%を譲渡)。あわせて対象会社の部門により構成される資産運用関連事業を廃止
対価譲渡価額の総額2,814千円
日程2026年9月29日 取締役会決議/2026年9月30日 株式譲渡契約締結・株式譲渡効力発生・事業廃止

開示資料によれば、譲渡前の所有株式数は670株(議決権の数670個、所有割合100%)、譲渡株式数は670株、譲渡価額の総額は2,814千円、譲渡後の所有株式数は0株(所有割合0%)です。日程は、取締役会決議日が2026年9月29日、株式譲渡契約締結日・株式譲渡効力発生日・事業廃止日がいずれも2026年9月30日です(出典:株式会社RVH 2026年9月29日公表資料)。

対象会社は2021年3月設立、資本金485万円で、不動産売買事業を営んでいます。開示会社は2024年6月1日付で同社の全株式を取得し、グループにおける不動産売買部門として区分所有マンションの短期転売、不動産仲介、アセットマネジメント業務等を行ってきたと記載されています。対象会社の純資産は2024年5月期が2,814千円、2025年3月期が4,936千円、2026年3月期が5,467千円、売上高は同順に0、159,821千円、63,239千円です(出典:株式会社RVH 2026年9月29日公表資料)。

開示会社は、首都圏を中心とした不動産市況が概ね堅調に推移する一方、良質な案件を巡る競争の激化等により安定的な案件獲得及び収益性の向上が課題となっていたこと、競争力を高め収益規模を拡大するには人員体制の拡充や機動的な物件取得を可能とする投資余力の確保が必要だが、同社の現状の事業規模及び収益基盤やグループ全体の経営資源の配分を踏まえると継続的に投入することは困難だったことを理由に挙げています。事業ポートフォリオにおける選択と集中を進めると説明しています。

出典: 株式会社RVH(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「連結子会社の異動(子会社株式の譲渡)及び資産運用関連事業の廃止に関するお知らせ」(2026年09月29日公表)

中小企業の経営者は、どう読むか

買ってから二年あまりで手放しています。買収がいつも長続きするわけではありません。うまくいかなかったから手放すのではなく、続けるのに必要な資金や人を出せないから手放す、という説明がされています。

理由として書かれているのは、事業そのものの良し悪しではなく、グループ全体でどこに資源を配るかでした。同じ事業でも、抱える親会社が変われば置かれ方が変わります。大きな会社の一部でいるより、単独か別の傘下のほうが伸びることもあります。

譲渡の金額は、会社の規模からしても小さい額です。株式の値段は、資産の大きさではなく、これからどれだけ稼げるかで決まります。手持ちの資産があっても、それだけでは値段になりません。

契約の日と、効力が生じる日と、事業をやめる日が同じ日です。株式を渡すだけの取引で、許認可や外部の承認が絡まなければ、ここまで短くできます。

買い手は個人です。会社を買うのは会社だけではありません。事業をよく知る個人が、規模の小さい会社を引き受けることは普通にあります。

この業種のM&A・事業承継のページを見る

本記事は、各社が公表した適時開示資料などの一次情報を当社が要約したものです。当社の成約実績ではなく、当社が関与した案件でもありません。記載の事実は公表日時点のもので、その後変更されることがあります。詳細は出典の資料をご確認ください。