Glossary — 人・組織・労務

雇用契約の承継こようけいやくのしょうけい

M&A用語集「人・組織・労務」の言葉です。意味と、中小企業のM&Aでどう出てくるかをまとめました。

M&Aの手法によって、従業員の雇用契約がどのように買い手に引き継がれるかという論点です。株式譲渡ではそのまま続き、事業譲渡では個別の同意、会社分割では法律に基づく包括的な承継になります。

雇用契約の承継とは

株式譲渡では雇用主である会社が変わらないため、雇用契約も労働条件も自動的にそのまま続きます。事業譲渡では雇用主が変わるため、従業員ごとに転籍の同意が要ります。会社分割では、分割の計画に記載された従業員の契約は法律に基づいて承継されます。

従業員の雇用を守ることを重視する売り手にとって、この違いは手法を選ぶ重要な基準です。買い手が事業譲渡を望む場合は、従業員の処遇を契約で定め、同意を得るための説明の段取りを買い手と合わせます。

押さえどころ

  • 株式譲渡ではそのまま、事業譲渡では個別同意、会社分割では包括承継。
  • 手法を選ぶ重要な基準になる。
  • 事業譲渡では処遇を契約で定め、説明の段取りを合わせる。

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