森六ホールディングスは2025年9月24日、株式会社レゾナックが営むモビリティ事業の一部を譲り受けることを目的として、同社が新たに設立する成形部材分割準備株式会社の全株式を取得し子会社化することを決議したと公表しました。株式取得の実行日は2026年4月1日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 森六ホールディングス株式会社(4249・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社レゾナック(東京都港区東新橋1-9-1 東京汐留ビルディング・半導体・電子材料、モビリティ部材、機能材料、化学品などの研究・開発・製造・販売・資本金15,554百万円・設立1962年10月10日) |
| 譲渡対象 | 成形部材分割準備株式会社(予定)、株式会社レゾナック・オートモーティブプロダクツ、Resonac Automotive Products (Thailand) Co., Ltd.(自動車用樹脂内外装成形品の製造及び販売事業/自動車用樹脂成形品及び金型の製造/自動車用樹脂成形品の製造、販売) |
| 所在地 | 東京都港区東新橋一丁目9番1号(予定)/福岡県田川市大字糒2320番地/タイ王国Rayong |
| 手法 | 新設会社の株式取得(子会社化)。売り手が営むモビリティ事業の一部を譲り受けることを目的として、売り手が新たに設立する成形部材分割準備株式会社の全株式(2株・予定)を取得する。あわせて同社の子会社である株式会社レゾナック・オートモーティブプロダクツの800,000株(所有割合100.0%)とResonac Automotive Products (Thailand) Co., Ltd.の84,659株(所有割合51.0%)を取得し、3社が買い手の連結子会社となる |
| 対価 | 取得価額(概算)は取得対価172億円、アドバイザリー費用等6億円、合計178億円。決済方法は現金。開示資料は、最終的な取得価額が株式譲渡契約書に定める価格調整によって変動する可能性があることを注記している |
| 日程 | 2025年9月24日 取締役会決議日/2025年9月24日 契約締結日/2026年4月1日(予定) 株式取得の実行日 |
本件株式取得により、新会社および同社の子会社にあたる株式会社レゾナック・オートモーティブプロダクツ、Resonac Automotive Products (Thailand) Co., Ltd.の3社が買い手の連結子会社となります。取得株式数は新会社が2株(予定・所有割合100.0%)、レゾナック・オートモーティブプロダクツが800,000株(所有割合100.0%)、Resonac Automotive Products (Thailand) Co., Ltd.が84,659株(所有割合51.0%)です(出典:森六ホールディングス株式会社 2025年9月24日公表資料)
取得価額(概算)は取得対価が172億円、アドバイザリー費用等が6億円、合計が178億円で、決済方法は現金です。開示資料は、最終的な取得価額が株式譲渡契約書に定める価格調整によって変動する可能性があることを注記しています(出典:森六ホールディングス株式会社 2025年9月24日公表資料)
新会社は所在地が東京都港区東新橋一丁目9番1号(予定)、事業内容が自動車用樹脂内外装成形品の製造及び販売事業、資本金が1円(予定)、設立年月日が2025年9月25日(予定)です。レゾナック・オートモーティブプロダクツは所在地が福岡県田川市大字糒2320番地、事業内容が自動車用樹脂成形品及び金型の製造、資本金が400百万円です(出典:森六ホールディングス株式会社 2025年9月24日公表資料)
Resonac Automotive Products (Thailand) Co., Ltd.は資本金が166百万バーツ(753百万円)、設立年月日が1995年12月27日で、売上高は29,328百万円、30,241百万円、21,573百万円、純資産は17,183百万円、19,493百万円、21,094百万円と3期分が記載されています。開示資料は、2025年8月末日のレート1バーツ4.54円で換算したことを注記しています(出典:森六ホールディングス株式会社 2025年9月24日公表資料)
出典: 森六ホールディングス株式会社「株式会社レゾナックからのモビリティ事業の一部譲受を目的とした新設会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2025年09月24日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
事業を切り出す会社を先に作り、その株式を買う形です。
大企業が一部門を手放すときに、よく使われます。
会社ごと買うほうが、資産を一つずつ移すより楽です。
中小企業の譲渡でも、同じ考え方が使えます。
複数の事業のうち一つだけを渡したいときです。
先に分けておけば、買い手は株式を買うだけになります。
ただし、分ける作業に時間と費用がかかります。
この件も、決議から実行までおよそ半年あります。
切り出しを含む譲渡は長くなる、という場面です。