日本アジア投資は2025年9月30日、物流施設やデータセンター施設の開発を手掛けるKICホールディングス株式会社を子会社化すると公表しました。株式譲渡実行日および優先株式転換日は2026年1月を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 日本アジア投資株式会社(8518・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の代表者である個人1名(本サイトでは個人の氏名を再掲していません) |
| 譲渡対象 | KICホールディングス株式会社(持株会社、不動産開発事業、プリンシパル投資事業) |
| 所在地 | 東京都千代田区神田錦町三丁目19番 |
| 手法 | 株式取得による子会社化。普通株式34,163株を取得し、あわせて保有する優先株式47,993株を普通株式47,993株へ転換することで、議決権所有割合は16.7%から60%となる。開示資料は、優先株式のうち31,443株を2025年9月30日に第三者割当増資の引受により取得することを注記している |
| 対価 | 取得価額は2億円 |
| 日程 | 2025年9月29日 取締役会決議日/2025年9月29日 契約締結日/2025年9月30日 優先株式追加引受日/2026年1月(予定) 株式譲渡実行日、優先株式転換日 |
異動前の所有株式数は普通株式20,560株(議決権の数:20,560個)および優先株式47,993株(議決権の数:0個)で議決権所有割合は16.7%、取得株式数は普通株式34,163株(議決権の数:34,163個)、転換株式数は優先株式47,993株を普通株式47,993株へ転換、異動後の所有株式数は普通株式102,716株(議決権の数:102,716個、議決権所有割合:60%)です。取得価額は2億円です(出典:日本アジア投資株式会社 2025年9月30日公表資料)
開示資料は、優先株式のうち31,443株を2025年9月30日に第三者割当増資の引受により取得することを注記しています(出典:日本アジア投資株式会社 2025年9月30日公表資料)
対象会社は所在地が東京都千代田区神田錦町三丁目19番、事業内容が持株会社、不動産開発事業、プリンシパル投資事業、資本金が99百万円(2025年8月末時点)、設立年月日が2018年6月20日です。連結売上高は824百万円、545百万円、276百万円、連結営業利益は147百万円、161百万円、△236百万円、連結純資産は340百万円、397百万円、169百万円と3期分が記載されています(出典:日本アジア投資株式会社 2025年9月30日公表資料)
開示資料は、対象会社の100%子会社であるKICアセット・マネジメント株式会社が金融商品取引業(第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、投資運用業)、不動産投資顧問業、宅地建物取引業のライセンスを保有していること、買い手グループが投資する物流施設プロジェクトのアセット・マネジメントを同社が手掛けていることを記載しています(出典:日本アジア投資株式会社 2025年9月30日公表資料)
出典: 日本アジア投資株式会社「物流施設やデータセンター施設の開発を手掛ける「KICホールディングス株式会社」の子会社化に関するお知らせ」(2025年09月30日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
もとから一部を持っていた相手を、過半数まで買い増しました。
優先株式を普通株式に換えることも合わせています。
議決権の無い株式を、議決権のある株式に換える操作です。
中小企業でも、種類株式を使っている会社があります。
配当は受けるが議決権は無い、という設計です。
渡すときは、この株式も含めて整理しておきます。
どこに、誰に、何株出ているかを一覧にします。
残っていると、買い手は全部を押さえられません。
株式の棚卸しが先に要る、という場面です。