TPRは2025年9月30日、中国にある連結子会社が愛信(安慶)汽車零部件有限公司の出資持分50%を株式会社アイシンより取得することについて決定したと公表しました。登記は2025年12月を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | TPR株式会社(6463・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社アイシン(愛知県刈谷市朝日町二丁目1番地・自動車部品、エナジーソリューション関連機器の製造販売・資本金450億円・設立1965年8月) |
| 譲渡対象 | 愛信(安慶)汽車零部件有限公司(自動車部品および付属品の製造、汎用部品製造、自動車部品の研究開発、自動車部品の卸売、技術輸出入、貨物輸出入、技術サービス等) |
| 所在地 | 中国 安徽省安慶市経済技術開発区迎賓東路888号 |
| 手法 | 連結子会社による出資持分の取得。買い手の中国の連結子会社である安慶帝伯粉末冶金有限公司(出資比率はTPR50.1%、安徽環新集団股份有限公司29.9%、Tenneco, Inc.20.0%)が出資持分50%を取得する |
| 対価 | 取得価額は、当事者間の合意により開示を控えるとされている |
| 日程 | 2025年9月30日 取締役会決議日/2025年12月予定 登記 |
取得前の出資持分割合は0%、取得持分割合は50%、取得後の持分割合は50%です。取得価額は当事者間の合意により開示を控えるとされています(出典:TPR株式会社 2025年9月30日公表資料)
対象会社は所在地が中国安徽省安慶市、事業内容が自動車部品および付属品の製造、汎用部品製造、自動車部品の研究開発等、資本金が237百万元、設立年月日が2019年1月で、大株主及び持株比率は株式会社アイシンが84.81%、安徽環新集団股份有限公司が15.19%です。開示資料は、対象会社の経営成績および財務状況を当事者間の合意により開示を控えると注記しています(出典:TPR株式会社 2025年9月30日公表資料)
取得を行う連結子会社の安慶帝伯粉末冶金有限公司は所在地が中国安徽省安慶市、事業内容が焼結部品の製造、資本金が94百万元、設立年月が2000年1月で、出資比率は買い手が50.1%、安徽環新集団股份有限公司が29.9%、Tenneco, Inc.が20.0%です(出典:TPR株式会社 2025年9月30日公表資料)
開示資料は、買い手がEV化の進展に伴う軽量化需要の拡大に対応するため中国市場におけるアルミ事業の拡大を推進していること、対象会社がアルミダイキャスト技術を有しており製品競争力と販売力の相乗効果が期待できると判断したことを記載しています。
出典: TPR株式会社「当社連結子会社による愛信(安慶)汽車零部件有限公司の出資持分の取得に関するお知らせ」(2025年09月30日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
大企業が、別の大企業から持分の半分を買っています。
売り手の側も、持っていた会社を手放す判断をしています。
買う側と売る側が、どちらも事業会社という形です。
中小企業の譲渡でも、相手は投資会社だけではありません。
同じ業界の事業会社が買い手になることが多いです。
事業会社は、自社に足りない機能を探しています。
だから、相手の都合を知ると話が通りやすくなります。
何を探している会社なのかを、仲介が調べます。
相手を選ぶ材料にする、という場面です。