ジェイドグループは2025年10月29日、株式会社ロイヤルとの株式譲渡契約書を締結したと公表しました。新設会社設立及び株式譲渡実行は2025年12月1日です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ジェイドグループ(3558・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社ロイヤル(旧会社・持株比率100.0%) |
| 譲渡対象 | 株式会社ロイヤル(新設会社)、株式会社ロイヤルロジスティクス(新設会社)(シューズ、衣料品、スポーツ用品、日用雑貨等の輸入販売業/物流請負業(3PL)、倉庫賃貸業) |
| 所在地 | 名古屋市中区栄二丁目11番30号 セントラルビル3F |
| 手法 | 民事再生手続におけるスポンサー契約に基づく新設会社の株式取得。開示資料は、譲渡元が2025年5月27日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し同日付で保全・監督命令を受けたこと、買い手が事業存続のパートナーとして紹介を受け協議を重ねた結果スポンサー企業として再生支援に携わることになったことを記載している。2社それぞれ100株(議決権の割合100.0%)を取得する |
| 対価 | 取得価額は、新設会社(株式会社ロイヤル)の普通株式189百万円、新設会社(株式会社ロイヤルロジスティクス)の普通株式693百万円。その他費用(不動産名義変更に伴う税金等)は未定 |
| 日程 | 2025年10月29日 本件契約締結/2025年11月28日 裁判所の許可/2025年12月1日 新設会社設立及び株式譲渡実行 |
2社それぞれ異動前の所有株式数は0株(議決権の割合:0.0%)、取得株式数は100株(議決権の割合:100.0%)、異動後の所有株式数は100株(議決権所有割合:100.0%)です。取得価額は新設会社(株式会社ロイヤル)の普通株式189百万円、新設会社(株式会社ロイヤルロジスティクス)の普通株式693百万円で、その他費用(不動産名義変更に伴う税金等)は未定です(出典:株式会社ジェイドグループ 2025年10月29日公表資料)
開示資料は、譲渡元が2025年5月27日に円安による仕入れコストの増加や積極的な設備投資による借入金負担の増加などを主要因として東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日付で保全・監督命令を受けたことを記載しています。
開示資料は、買い手が事業存続のパートナーとして紹介を受け、自社プラットフォームを活用した支援について協議を重ねた結果、スポンサー企業として再生支援に携わることが相手方の再建に資するとともに、買い手としても仕入れルート及び販売網の獲得によりサービスの強化、拡充が図れると判断したことを記載しています。
新設会社は名称が株式会社ロイヤル、所在地が名古屋市中区栄二丁目11番30号 セントラルビル3F、資本金が50,000,000円、設立が2025年12月1日(予定)で、大株主及び持株比率は株式会社ロイヤル(旧会社)が100.0%です。旧会社の売上高は13,379百万円、11,394百万円、9,121百万円、純資産は665百万円、▲597百万円、272百万円と記載されています(出典:株式会社ジェイドグループ 2025年10月29日公表資料)
出典: 株式会社ジェイドグループ「株式会社ロイヤルとの株式譲渡契約書締結に関するお知らせ」(2025年10月29日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
民事再生の手続の中で、事業だけを新会社へ移しています。
買い手はスポンサーとして、その新会社の株式を取ります。
債務は旧会社に残り、裁判所の許可を経て進みます。
中小企業でも、立て直せない状態になることはあります。
そのときも、事業と雇用を残す道は残っています。
ただし、手続きに入ると選べる相手が限られます。
資金が尽きる前なら、普通の譲渡として渡せます。
この会社も、申請から半年かかっています。
早いほど選べるものが多い、という場面です。