住友ベークライトは2026年1月22日、京セラ株式会社のケミカル事業の一部を吸収分割により承継する新設会社の全株式を取得し子会社化することを決議したと公表しました。株式譲渡実行日は2026年10月を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 住友ベークライト株式会社(4203・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 京セラ株式会社(京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地・コアコンポーネント、電子部品、ソリューション事業等・資本金115,703百万円・設立1959年4月1日・連結純資産2,435,960百万円(2025年3月31日現在)) |
| 譲渡対象 | 京セラ株式会社のケミカル事業の一部を吸収分割により承継する新設会社(名称未定)(半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、半導体用ボンディングペースト、工業用樹脂等の製造および販売) |
| 所在地 | 神奈川県川崎市川崎区千鳥町9-2 |
| 手法 | 株式の取得(子会社化)。売り手が新たに設立し対象事業を吸収分割により承継する新設会社の全株式を取得する。1株(議決権の数1個)を取得し、議決権所有割合は0.0%から100.0%となる |
| 対価 | 取得価額は新設会社の普通株式300億円。開示資料は、最終的な取得価額が株式譲渡契約に基づく価格調整を実施した金額となる予定であることを記載している |
| 日程 | 2026年1月22日 取締役会決議日/2026年1月22日 契約締結日/2026年7月(予定) 新設会社設立日/2026年10月(予定) 会社分割効力発生日/2026年10月(予定) 株式譲渡実行日。開示資料は、会社分割効力発生日および株式譲渡実行日が競争法に関する手続等の進捗状況により変更となる可能性があることを記載している |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個、議決権所有割合0.0%)、取得株式数は1株(議決権の数1個)、異動後も1株(議決権所有割合100.0%)です。取得価額は新設会社の普通株式300億円で、最終的な取得価額は株式譲渡契約に基づく価格調整を実施した金額となる予定と記載されています(出典:住友ベークライト株式会社 2026年1月22日公表資料)
新設会社は名称が未定、所在地が神奈川県川崎市川崎区千鳥町9-2、事業内容が半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、半導体用ボンディングペースト、工業用樹脂等の製造および販売、資本金が1円(予定)、設立年月日が2026年7月(予定)で、大株主および持株比率は京セラ株式会社が100.0%です。承継される事業の連結売上高は23,223百万円(2025年3月期)、承継される資産は流動資産5,601百万円・非流動資産8,520百万円、負債は流動負債235百万円・非流動負債1百万円と記載されています(出典:住友ベークライト株式会社 2026年1月22日公表資料)
売り手は名称が京セラ株式会社、所在地が京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地、資本金が115,703百万円、設立年月日が1959年4月1日で、連結純資産が2,435,960百万円、連結総資産が3,272,155百万円(いずれも2025年3月31日現在)です(出典:住友ベークライト株式会社 2026年1月22日公表資料)
開示資料は、買い手が中期経営計画のもと事業ポートフォリオの変革および事業拡大を推進していること、本件によりICT領域における存在感を一層高め高付加価値製品を創出する技術力の強化を加速する方針であることを記載しています。
出典: 住友ベークライト株式会社「京セラ株式会社のケミカル事業の一部を吸収分割により承継する新設会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2026年01月22日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
いったん新しい会社を作り、その株を渡す形です。
事業をそこへ移してから、会社ごと売ります。
承継する資産と負債を、先に一覧で決めています。
中小企業でも、同じ段取りを取ることがあります。
会社の一部だけ渡したいときに使う方法です。
残したい不動産や借入を、元の会社に置けます。
ただし、会社を作る手間と費用がかかります。
許認可の取り直しが必要になることもあります。
器を作って渡す、という場面です。