ツムラは2026年2月25日、養命酒製造株式会社の株式取得に関する契約を締結したと公表しました。資料の図では公開買付けが2026年4月上旬、株式併合によるスクイーズアウトが2026年6月頃〜、湯沢株式会社への株式譲渡及び買い手への株式譲渡が2026年7月〜8月頃と記載されています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ツムラ(4540・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 湯沢株式会社(本開示の構造では、公開買付け及びスクイーズアウトの後に養命酒製造の株式を買い手へ相対譲渡する当事者) |
| 譲渡対象 | 養命酒製造株式会社(養命酒、酒類および医薬品の製造販売、飲食店および売店の経営、不動産賃貸、発電事業) |
| 所在地 | 東京都渋谷区南平台町16-25 |
| 手法 | 株式取得に関する契約の締結。本開示の資料は、①公開買付け ②株式併合によるスクイーズアウト ③湯沢株式会社へ株式譲渡・非事業性資産の移転 ④養命酒製造の株式を買い手へ譲渡 の4段階の構造を記載している。湯沢株式会社及び株式会社レノが養命酒製造の株式を100%所有する形で同社を非公開化した後、会社分割等により非事業性資産を切り離し、事業を営む養命酒製造の株式を買い手へ譲渡する。開示資料は、非事業および非事業性資産が有価証券、不動産、太陽光発電設備、余剰現預金等を指すことを記載している |
| 対価 | 買い手宛の相対譲渡の金額は68億円 |
| 日程 | 資料の図では ①公開買付け 2026年4月上旬/②株式併合によるスクイーズアウト 2026年6月頃〜/③④ 2026年7月〜8月頃 と記載されている |
買い手宛の相対譲渡の金額は68億円と記載されています。資料は、湯沢株式会社及び株式会社レノが養命酒製造の株式を100%所有する形で同社を非公開化した後、会社分割等により非事業性資産を切り離し、事業を営む養命酒製造の株式を買い手へ譲渡する構造を記載しています(出典:株式会社ツムラ 2026年2月25日公表資料)
資料は、非事業および非事業性資産が有価証券、不動産、太陽光発電設備、余剰現預金等を指すことを記載しています。
対象会社は名称が養命酒製造株式会社、本社所在地が東京都渋谷区南平台町16-25、設立年が1923年、資本金が16億5000万円、従業員数が314名(2025年3月31日現在)、事業概要が養命酒、酒類および医薬品の製造販売、飲食店および売店の経営、不動産賃貸、発電事業です(出典:株式会社ツムラ 2026年2月25日公表資料)
資料は、買い手が養生領域における健康支援機能を強化し新たな事業ポートフォリオでの成長を実現する方針であること、販売チャネルの強化や研究開発機能の活用を挙げていることを記載しています。
出典: 株式会社ツムラ「養命酒製造株式会社の株式取得に関する契約締結について」(2026年02月25日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
渡す前に、事業と事業以外を切り分けています。
有価証券、不動産、太陽光、余剰現金が「非事業」です。
買い手が受けるのは、事業の側だけになります。
中小企業の譲渡でも、同じ整理が求められます。
会社に入っている社長の自宅や、投資用の不動産です。
買い手は、そこに値段を払いたくありません。
だから、渡す前に切り出すか、配当で抜きます。
どちらにしても、税金の計算が変わります。
事業と資産を分ける、という場面です。