株式会社ユニシアホールディングスは2026年10月15日の取締役会で、完全子会社である株式会社串カツ田中を存続会社、同じく完全子会社である株式会社ETOHA LABを消滅会社とする吸収合併を行うことを決議したと公表しました。両完全子会社は同日付で合併契約を締結しています
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社串カツ田中(株式会社ユニシアホールディングスの完全子会社・吸収合併存続会社) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (完全子会社間の合併のため、新株式の発行および金銭等の割当てはなく、譲渡の相手方はいない) |
| 譲渡対象 | 株式会社ETOHA LAB(Webデザイン、広告事業。2024年10月22日設立、資本金10百万円。2025年11月期の売上高37,168千円、営業利益7,882千円、経常利益7,889千円、当期純利益6,336千円、純資産15,303千円、総資産24,266千円) |
| 所在地 | 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目6番12号 |
| 手法 | 開示会社の完全子会社である株式会社串カツ田中を吸収合併存続会社、同じく完全子会社である株式会社ETOHA LABを吸収合併消滅会社とする吸収合併。完全子会社間における簡易吸収合併であるため開示事項・内容を一部省略して開示している。開示資料は、従来グループ内に分散していたデザイン機能を存続会社へ集約・インハウス化することで、デザイン業務への集中的なリソース投入と専従体制の構築を図ることを目的とし、クリエイティブの供給体制を確立して存続会社のブランド価値向上とグループ全体の企業価値最大化を目指すと記載している |
| 対価 | 本合併による新株式の発行および金銭等の割当てはない。新株予約権および新株予約権付社債の取扱いに該当事項はない |
| 日程 | 開示会社および連結子会社の取締役会決議日ならびに合併契約締結日は2026年10月15日、効力発生日は2026年11月30日(予定) |
消滅会社はWebデザインおよび広告事業を営み、2024年10月22日設立、資本金10百万円です。2025年11月期の売上高は37,168千円、営業利益7,882千円、当期純利益6,336千円、純資産15,303千円です(出典:株式会社ユニシアホールディングス 2026年10月15日公表資料)
存続会社は飲食事業を営み、2025年11月期の売上高は19,495,432千円、営業利益80,021千円、当期純利益170,182千円です。純資産は184,463千円の債務超過です(出典:株式会社ユニシアホールディングス 2026年10月15日公表資料)
開示資料は、従来グループ内に分散していたデザイン機能を存続会社へ集約・インハウス化し、デザイン業務への集中的なリソース投入と専従体制の構築を図ることを目的とすると記載しています
完全子会社間の合併であるため、新株式の発行および金銭等の割当てはありません。簡易吸収合併であるため開示事項・内容を一部省略しているとしています
取締役会決議日および合併契約の締結日は2026年10月15日、効力発生日は2026年11月30日の予定です。
出典: 株式会社ユニシアホールディングス「完全子会社間の吸収合併に関するお知らせ」(2026年10月15日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
外に出していた仕事を、グループの中に取り込む動きです。買った会社をどこに置くかではなく、どの機能を自社で持つかという話に見えます。設計や制作を外注に頼っている会社が、同じことを人の採用ではなく会社の買収で解く場面があります。
注目したいのは、消える側が設立から二年ほどの小さな会社だという点です。売上は小さくても利益は出ています。小規模でも、特定の機能を担える会社には引き受け手がある、ということでもあります。
受け皿になった会社は債務超過です。それでも本業の売上は大きく、利益も出ています。帳簿の純資産がマイナスであることと、事業が回っていることは別の話です。自社が債務超過でも譲渡の相談ができないわけではありません。
合併の効力発生を決算期の直前に置いています。決算期をまたがない形にすると、合併後の数字が一つの期に収まります。渡す側も、引き継ぎの時期を期の区切りと合わせられるかを早めに確かめておくとよいでしょう。