芝浦機械は2025年9月26日、連結子会社のSHIBAURA MACHINE EMEA GmbHを通じてLWB Steinl GmbHの株式を取得することを目的とした基本合意書(Memorandum of Understanding)を締結することを決定したと公表しました。これは決定ではなく、協議の開始です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 芝浦機械株式会社(6104・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の既存株主である個人株主(守秘義務により非開示とされている。本サイトでは個人の氏名を再掲していません) |
| 譲渡対象 | LWB Steinl GmbH(Manufacture and sale of industrial machinery, mainly injection molding machines(射出成形機を中心とする産業機械の製造・販売)) |
| 所在地 | ドイツ(Sonnenring 35, 84032 Altdorf, Germany) |
| 手法 | 株式取得に向けた基本合意書(Memorandum of Understanding)の締結。これは決定ではなく、協議の開始です。買い手の連結子会社であるSHIBAURA MACHINE EMEA GmbHを通じて取得し、既存株主から発行済株式の80%を取得する計画。開示資料は、クロージング後3年以内に完全子会社とする計画であること、取得後に対象会社の名称を「SHIBAURA MACHINE LWB GmbH」へ変更する予定であることを記載している |
| 対価 | 開示資料に記載なし。開示資料は、取得株式数および取得前後の所有株式の状況を最終契約の締結時に開示する予定であると記載している |
| 日程 | 2025年9月26日 基本合意書の締結/2025年10月上旬(予定) 最終契約の締結/2025年11月下旬から12月中旬(予定) 株式の譲渡 |
開示資料は、既存株主から対象会社の発行済株式の80%を取得する計画であること、取得株式数および取得前後の所有株式の状況を最終契約の締結時に開示する予定であること、クロージング後3年以内に対象会社を完全子会社とする計画であることを記載しています。取得価額は開示資料に記載がありません(出典:芝浦機械株式会社 2025年9月26日公表資料)
対象会社は所在地がドイツAltdorf、事業内容が射出成形機を中心とする産業機械の製造・販売、資本金が500 thousand euro、売上が About 40 million euro、設立年月日が1986年2月18日です。
開示資料は、買い手が中期経営計画に基づき欧州市場の開拓を進めており、既存のイタリア子会社に加えて2025年5月にドイツ子会社を設立したこと、対象会社がゴム・プラスチック向け縦型射出成形機の欧州の主要メーカーの一つであること、取得後に対象会社の名称を「SHIBAURA MACHINE LWB GmbH」へ変更する予定であることを記載しています。
出典: 芝浦機械株式会社「Notice Concerning Memorandum of Understanding for Potential Acquisition of Stocks of LWB Steinl GmbH (to be Subsidiary)」(2025年09月26日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
八割を先に取り、残りは三年のうちに取る計画です。
一度で全部にしない進め方が書かれています。
名前を変えることも、この段階で示されています。
中小企業の譲渡でも、屋号の扱いは論点になります。
残したい側と、統一したい側で意見が分かれます。
取引先や採用に関わるので、感情の問題でもありません。
いつまで残すのか、誰が決めるのかを書いておきます。
口約束にすると、数年後に静かに変わります。
残したいなら契約に書く、という場面です。