ヤマタネは2025年9月26日、株式会社T.M.Lの株式を一部取得すると公表しました。株式譲渡実行日は2025年10月8日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ヤマタネ(9305・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主である個人1名(本サイトでは個人の氏名を再掲していません) |
| 譲渡対象 | 株式会社T.M.L(ソフトスチーム技術を活用した食品加工装置の開発、製造、販売、運用技術供与、新規食品開発及び技術供与先に対する技術コンサルタント) |
| 所在地 | 東京都新宿区早稲田町80 望月ビル1F |
| 手法 | 一部株式の取得。1,007株を取得し、議決権所有割合は0.0%から51%となる。異動後は買い手が1,007株(51%)、既存株主である個人1名が963株(49%)を保有する |
| 対価 | 開示資料に記載なし |
| 日程 | 2025年9月26日 経営会議決議日/2025年9月26日 契約締結日/2025年10月8日(予定) 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権所有割合:0.0%)、取得株式数は1,007株(議決権所有割合:51%)で、異動後は買い手が1,007株(議決権所有割合:51%)、既存株主である個人1名が963株(議決権所有割合:49%)を保有します。取得価額は開示資料に記載がありません(出典:株式会社ヤマタネ 2025年9月26日公表資料)
対象会社は所在地が東京都新宿区早稲田町80 望月ビル1F、事業内容がソフトスチーム技術を活用した食品加工装置の開発、製造、販売等、資本金が73百万円、設立年月日が2003年5月8日です(出典:株式会社ヤマタネ 2025年9月26日公表資料)
開示資料は、対象会社が湿度100%の飽和水蒸気と熱を用いて食材を加熱処理する「ソフトスチーマー」の開発及び販売を行っており、同装置及びその加熱調理方法の特許を取得していること、同装置がホテル・レストラン・和菓子店・弁当専門店などで導入されていることを記載しています(出典:株式会社ヤマタネ 2025年9月26日公表資料)
開示資料は、買い手が中期経営計画において食品カンパニーのバリューチェーンの拡大を目指しており、規格外・余剰生産などの従来廃棄されていた作物を加熱処理後に冷凍し保存性を高めることで産地の課題解決に向けた支援が可能となると判断したこと、業務用冷凍食品の卸売業を営むグループ会社と共同で新商品の開発と販売に取り組む方針であることを記載しています。
出典: 株式会社ヤマタネ「株式会社T.M.Lの一部株式取得に関するお知らせ」(2025年09月26日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
特許を持っていることが、開示にはっきり書かれています。
何を評価して買ったのかが読み取れる例です。
設備でも顧客でもなく、技術そのものが対象です。
中小企業の譲渡でも、知的財産は値段に関わります。
ただし、誰の名前で登録してあるかが大事です。
社長個人の名義になっていることがあります。
その場合、会社を買っても特許は付いてきません。
登録原簿を確かめ、必要なら会社へ移しておきます。
準備の段階で見ておく、という場面です。