ニッスイは2025年12月16日、チリのPESQUERA YADRAN S.A.の株式を取得し、特定子会社の異動が生じると公表しました。クロージングは2026年1月上旬を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ニッスイ(1332・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | PESQUERA YADRAN S.A.の株主(開示資料に記載なし) |
| 譲渡対象 | PESQUERA YADRAN S.A.(PY社)(サーモンの生産から販売に至るまでの全工程を統合的に担う事業(アトランティックサーモンに特化した養殖及び生鮮品加工)) |
| 所在地 | チリ(Bernardino 1981, Piso 5, Puerto Montt, Region de Los Lagos) |
| 手法 | 株式取得及び特定子会社の異動。2,524,558,988株(発行済株式総数に対する割合100%)を取得し、議決権所有割合は0.0%から100%となる。開示資料は、対象会社の資本金の額が買い手の資本金の額の100分の10以上であるため特定子会社に該当することを記載している |
| 対価 | 取得価額は133,000千米ドル。開示資料は、取得価額に本株式の取得等に係るアドバイザリー費用等(概算額)を含んでいることを注記している |
| 日程 | 2025年12月16日 取締役会書面決議/2025年12月16日 株式売買契約締結日/2026年1月上旬(予定) クロージング |
異動前の所有株式数は0株(議決権所有割合:0.0%)、取得株式数は2,524,558,988株(発行済株式総数に対する割合:100%)、異動後の所有株式数は2,524,558,988株(議決権所有割合:100%)です。取得価額は133,000千米ドルで、本株式の取得等に係るアドバイザリー費用等(概算額)を含んでいます(出典:株式会社ニッスイ 2025年12月16日公表資料)
開示資料は、対象会社の資本金の額が買い手の資本金の額の100分の10以上であるため特定子会社に該当することを記載しています。また、関係手続きの状況により現時点でクロージングの具体的な日付を確定することができず、確定次第速やかに追加開示(開示事項の経過)を行うことを記載しています。
対象会社は所在地がチリ、設立年月日が1988年8月29日で、サーモンの生産から販売に至るまでの全工程を統合的に担う事業を行っています。売上高は212,017、273,077、222,391、営業利益は27,084、16,332、△21,486、純資産は71,805、72,235、159,696と3期分が記載されています(単位は原本の表記)。
開示資料は、買い手が養殖事業を営業利益率10%以上が期待できる重点成長分野と認識していること、対象会社がグローバルマーケットで需要が拡大するアトランティックサーモンに特化した養殖及び生鮮品加工ノウハウを持ちアメリカ市場を含む海外市場への販売チャネルを保有していることを記載しています(出典:株式会社ニッスイ 2025年12月16日公表資料)
出典: 株式会社ニッスイ「PESQUERA YADRAN S.A.の株式取得及び特定子会社の異動に関するお知らせ」(2025年12月16日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
直前の期は営業赤字ですが、純資産は倍以上に増えています。
一年の損益だけでは、会社の状態は読めません。
買い手は、三期の推移と資産を見て判断しています。
中小企業の譲渡でも、同じことが言えます。
直近が赤字でも、それだけで値段が決まりません。
資産の中身、設備の価値、販売先の広さが見られます。
だから、赤字の年があっても諦める必要はありません。
複数年の数字と、その理由を揃えて出します。
一年で判断されない、という場面です。