製造業の譲受と経営支援を続ける技術承継機構は2026年1月16日、取得のために設立した特別目的会社を通じて、東京都大田区で産業機器・機械の切削加工を営む堀越精機株式会社の全株式を取得し、連結子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社技術承継機構(特別目的会社を通じて取得)(319A・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 堀越精機株式会社(各種産業機器・機械の切削加工) |
| 所在地 | 東京都大田区 |
| 手法 | 株式譲渡(特別目的会社が全株式32,000株を取得し、連結子会社化) |
| 対価 | 取得価額 2,612百万円 |
| 日程 | 契約締結 2026年1月16日 |
開示資料によれば、堀越精機は1956年5月設立、資本金16百万円で、直近3期の売上高は1,078百万円、1,149百万円、1,183百万円、営業利益は410百万円、513百万円、431百万円です。取得株式数は32,000株で、取得価額は2,612百万円です(出典:株式会社技術承継機構 2026年1月16日公表資料)。
技術承継機構は、各社の技術・技能が失われることを防ぎ次世代につなぐことをミッションに掲げ、堀越精機の切削加工技術が世界のものづくりを支える社会的意義の高いものであり、次世代につなぐべきものと考えたことを取得の理由に挙げています。
中小企業の経営者は、どう読むか
中小の製造業を継続的に譲り受ける上場企業による承継です。町工場の多い地域で、高い利益率を持つ加工会社が技術の継続を目的に引き継がれています。
売上に対して利益率の高い加工会社で、取得価額が開示されています。独自の加工技術を持ち安定して稼ぐ会社は、規模が小さくても相応の評価が付くことを示しています。