第一生命ホールディングスは2026年9月3日、ニュージーランドの完全子会社であるパートナーズ・ライフ社が、同国の生命保険会社Fidelity Life Assurance Company Limitedの全株式を取得し子会社化することを決定したと公表しました。第一生命ホールディングスにとっては孫会社の異動にあたります。
開示された事実
| 譲受(買い手) | Partners Group Holdings Limited(パートナーズ・ライフ社。第一生命ホールディングスのニュージーランド完全子会社)(8750・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | Fidelity Life Assurance Company Limitedの株主(本開示に個別の記載はない) |
| 譲渡対象 | Fidelity Life Assurance Company Limited(生命保険事業および関連する事業(IFAチャネルを通じた保障性商品の販売が主力)) |
| 所在地 | Fidelity Life House, Level 4, 136 Fanshawe Street, Auckland 1010(ニュージーランド) |
| 手法 | 株式取得(孫会社の異動)。ニュージーランドの完全子会社パートナーズ・ライフ社が、Fidelity Life Assurance Company Limitedの全株式を取得する予定。取得株式数は4,492,670株(2026年9月3日時点のもの)で、取得前の所有株式数は0株、異動後の議決権所有割合は100%(間接所有分100%)となる |
| 対価 | 買収対価は630百万NZドル(約596億円)。アドバイザリー費用等(概算額)および合計(概算額)は非開示とされている |
| 日程 | 2026年9月3日(現地時間) パートナーズ・ライフ社による株式売買契約等の締結決定/2027年3月〜7月(予定) クロージング |
買収対価は630百万NZドル(約596億円)です。アドバイザリー費用等の概算額と合計の概算額は非開示とされています。取得株式数は4,492,670株で、取得前の所有株式数は0株、異動後の議決権所有割合は100%(間接所有分100%)となります(出典:第一生命ホールディングス株式会社 2026年9月3日公表資料)
クロージングは2027年3月から7月が予定されています。対象会社は1973年に設立された生命保険会社で、パートナーズ・ライフ社と同様にIFAチャネルを通じた保障性商品の販売を主力とし、資本金は376百万NZドル(2026年6月末時点)です。
パートナーズ・ライフ社は2010年に設立され、シンプルな保障性商品の提供と独自のデジタルプラットフォームを活用したIFA支援を特徴としています。第一生命ホールディングスは、先進国市場における成長機会の取り込みと地理的分散を通じた海外事業ポートフォリオの強化、および豪州の完全子会社とのノウハウ共有や協業によるシナジーの創出を目的として、2022年11月に同社を完全子会社化しています。
開示資料は、本買収案件の修正利益への貢献額が最短で次期中計期間中に年間60百万NZドル程度(約57億円)に達する見込みと記載しています。当期ならびに来期以降の連結業績に与える影響は現在精査中で、開示すべき事項が生じた場合は速やかに知らせるとしています(出典:第一生命ホールディングス株式会社 2026年9月3日公表資料)
出典: 第一生命ホールディングス株式会社「ニュージーランド子会社パートナーズ・ライフ社によるFidelity Life社の子会社化(孫会社の異動)について」(2026年09月03日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
決めてから実際に株式が移るまで、半年以上の間が置かれています。
海外の保険会社を買うときは、現地の当局の認可が要るため、この期間が長くなります。
中小企業の譲渡でも、許認可のある業種では同じことが起きます。
介護、建設、運送、薬局などは、認可や登録の手続が実行の条件になります。
どの手続にどれだけかかるのかを先に調べておくと、引き継ぎの段取りが立てやすくなります。