HOYAは2026年10月9日、子会社である Medical Instrument Development Laboratories, Inc.(MID Labs)の株式を譲渡することを決定し、同日付で最終契約を締結したと公表しました。株式引渡期日は2026年11月2日(予定)です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | Bausch + Lomb Corporation |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | HOYA株式会社(東証プライム市場・7741) |
| 譲渡対象 | Medical Instrument Development Laboratories, Inc.(MID Labs)(硝子体手術器具の製造・販売) |
| 所在地 | 557 McCormick Street, San Leandro, CA 94577, USA |
| 手法 | 株式譲渡(子会社等の異動)。売り手が保有する対象会社の全株式3,648,539株(議決権所有割合100%)を譲渡し、譲渡後の所有株式数は0株(議決権所有割合0%)となる。譲渡先は Bausch + Lomb Corporation(カナダ・オンタリオ州。コンタクトレンズ、眼内レンズその他の医療機器、眼科手術システム及び機器、レンズケア製品、眼科用医薬品その他のアイケア関連製品の研究開発、製造及び販売。大株主は Bausch Health Companies Inc. が約88%(2026年2月11日現在)) |
| 対価 | 譲渡価額は株式譲渡に係る最終契約における秘密保持義務を踏まえ非開示とされている |
| 日程 | 2026年10月9日 代表執行役CEOによる承認日/2026年10月9日 契約締結日/2026年11月2日(予定) 株式引渡期日 |
譲渡前の所有株式数は3,648,539株(議決権所有割合100%)、譲渡株式数は3,648,539株、譲渡後は0株(議決権所有割合0%)です。譲渡価額は株式譲渡に係る最終契約における秘密保持義務を踏まえ非開示とされています(出典:HOYA株式会社 2026年10月9日公表資料)
対象会社は名称が Medical Instrument Development Laboratories, Inc.、所在地が557 McCormick Street, San Leandro, CA 94577, USA、設立が1981年、主な事業内容が硝子体手術器具の製造・販売、資本金が146百万USDで、大株主は売り手が100%です(出典:HOYA株式会社 2026年10月9日公表資料)
対象会社の最近3年間は、売上高が34百万USD、24百万USD、42百万USD、資本合計が113百万USD、116百万USD、117百万USD、親会社の所有者に帰属する当期利益が5百万USD、△1百万USD、6百万USDと記載されています(左から2026年3月期・2025年3月期・2024年3月期)。
譲渡先は名称が Bausch + Lomb Corporation、所在地が520 Applewood Crescent, Vaughan, Ontario L4K 4B4, Canada、設立年月日が2020年8月25日で、大株主は Bausch Health Companies Inc. が約88%(2026年2月11日現在)です。売り手グループと譲渡先グループの間には取引関係があると記載されています(出典:HOYA株式会社 2026年10月9日公表資料)
開示資料は、売り手グループが企業価値の向上に向けて外部環境及び事業環境の変化に応じた事業ポートフォリオの見直しを継続的に行っていること、グループにおける経営資源の最適配置及び今後の成長戦略を総合的に勘案した結果として本件を決定したことを記載しています。
出典: HOYA株式会社「子会社等の異動(株式譲渡)に関するお知らせ」(2026年10月09日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
渡した側が上場会社で、買った側は海外の同業です。
売上は三十億円台で、利益も出ている会社でした。
それでも手放したのは、自社の重点から外れたからです。
開示では事業ポートフォリオの見直しと書かれています。
中小企業でも、同じ理由で会社や部門を渡します。
本業に集中するために、周辺を整理する判断です。
赤字だから売るのではなく、位置づけで決めています。
買う側にとっては、本業の真ん中にある事業です。
合う相手に渡す、という場面です。