オムロンは2026年10月1日、デバイス&モジュールソリューションビジネスに関する会社分割(吸収分割)および承継会社の株式譲渡が完了したと公表しました。2026年3月30日付の公表資料を受けたものです。
開示された事実
| 譲受(買い手) | TCG2602株式会社(The Carlyle Group が関与。Aratas株式会社の株式を100%保有) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | オムロン株式会社(コード 6645・東証プライム) |
| 譲渡対象 | Aratas株式会社(オムロンのデバイス&モジュールソリューションズカンパニーが営む事業を承継)(電子部品および電気機械器具の製造・販売他) |
| 所在地 | 京都市下京区 |
| 手法 | 会社分割(吸収分割)で事業を承継会社へ移し、その承継会社の株式を譲渡(子会社等の異動) |
| 対価 | 開示資料に譲渡価額の記載なし(2026年3月30日付の公表資料を参照する形) |
| 日程 | 2026年3月30日 会社分割および株式譲渡を公表/2026年10月1日 会社分割および株式譲渡の完了 |
事業を承継したAratas株式会社は京都市下京区に所在し、資本金は10億円、電子部品および電気機械器具の製造・販売他を行っています(出典:オムロン株式会社 2026年10月1日公表資料)
Aratas株式会社の株主はTCG2602株式会社で、持株比率は100%です(出典:オムロン株式会社 2026年10月1日公表資料)
開示資料には、オムロンがTCG2602株式会社の株式を保有する旨の注記が付されています(出典:オムロン株式会社 2026年10月1日公表資料)
手順は、まず吸収分割で事業を新しい会社へ移し、その会社の株式を譲渡する形です。
中小企業の経営者は、どう読むか
事業をいったん別の会社に移し、その会社の株を売る形です。カーブアウトと呼ばれます。
会社の一部門をそのまま売ることはできないので、受け皿の会社を作って移します。
中小企業でも、複数の事業のうち一つを譲るときに同じ手順を踏みます。移す範囲を契約で決めます。
買い手は投資会社です。事業を独立させて育てる前提で入ってきます。
公表から完了まで半年あります。移す資産と契約の数が多いほど、この期間は長くなります。