イーソルは2026年10月20日、株式会社BCJ-110が2026年9月2日から実施していた同社株式に対する公開買付けが2026年10月19日をもって終了し、成立したと公表しました。買付け等の価格は普通株式1株につき820円、買付け等の期間は2026年9月2日から2026年10月19日までの30営業日です(出典:イーソル株式会社 2026年10月20日公表資料)
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社BCJ-110 |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 本公開買付けに応募した株主 |
| 譲渡対象 | イーソル株式会社(組込みソフトウェアの開発・販売) |
| 所在地 | 東京都 |
| 手法 | 公開買付け(MBO)の結果。開示資料は、応募株券等の総数が買付予定数の下限以上となり本公開買付けが成立したと記載している。決済の開始日をもって、公開買付者が新たに親会社及び主要株主である筆頭株主に該当し、公開買付者の完全親会社である株式会社BCJ-109も親会社に該当することになるとされている |
| 対価 | 買付け等の価格は普通株式1株につき820円 |
| 日程 | 2026年9月2日から2026年10月19日まで 買付け等の期間(30営業日)/2026年10月26日 決済の開始日(親会社及び主要株主である筆頭株主の異動予定日) |
開示資料は結果について、応募株券等の総数が12,759,681株となり、買付予定数の下限(10,535,800株)以上となったため、その全てを取得することとなったと記載しています。買付予定数は17,109,020株です(出典:イーソル株式会社 2026年10月20日公表資料)
買付け等を行った後の株券等所有割合は、公開買付者が64.70%(議決権の数127,596個)、特別関係者が13.34%(議決権の数26,307個)と記載されています(出典:イーソル株式会社 2026年10月20日公表資料)
2026年10月26日(決済の開始日)をもって、公開買付者が新たに親会社及び主要株主である筆頭株主に該当し、公開買付者の完全親会社である株式会社BCJ-109も親会社に該当することになるとされています。一方、主要株主である筆頭株主であったイーソル従業員持株会は、同日をもって該当しないこととなります。同持株会の異動前の議決権の数は20,414個(10.35%、2,041,439株)です(出典:イーソル株式会社 2026年10月20日公表資料)
開示資料は、公開買付者が買付予定数の全部を取得できなかったことから、2026年9月1日に公表した資料の記載のとおり、株主を公開買付者及び不応募合意株主のみとするための一連の手続を実施する予定であると記載しています。当該手続が実行された場合、同社株式は上場廃止となるとされています。
出典: イーソル株式会社「株式会社BCJ-110による当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」(2026年10月20日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
買付けが終わり、応募が下限を超えたので成立しました。
ただし、予定していた株数の全部は集まっていません。
そのため、残る株主から株式を取得する手続が続きます。
買付けの成立と、非公開化の完了は別の段階です。
中小企業の譲渡でも、全部の株が一度に集まるとは限りません。
少数の株主が残ると、あとから別の手続が必要になります。
だから、誰がどれだけ持っているかを先に調べます。
従業員の持株会が筆頭株主だった会社で、その順位が入れ替わります。
株主の顔ぶれが変われば、決め方も変わります。