株式会社ナレルグループは2026年10月30日、2026年10月15日付で公表した連結子会社株式会社ATJCの全株式の株式会社セキュアソフトへの譲渡について、本日完了したと公表しました。譲渡株式数は400株(議決権所有割合100.0%)で、本株式譲渡の完了に伴い対象会社は連結子会社から除外されます(出典:株式会社ナレルグループ 2026年10月30日公表資料)
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社セキュアソフト |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社ナレルグループ(証券コード9163・東証グロース。譲渡前の議決権所有割合100.0%) |
| 譲渡対象 | 株式会社ATJC((本開示に事業内容の記載はない)) |
| 所在地 | (本開示に所在地の記載はない) |
| 手法 | 株式譲渡(子会社の異動)の完了と譲渡価額の確定。2026年10月15日付「株式会社ATJCの株式譲渡(子会社の異動)に関するお知らせ」で公表した全株式の譲渡について完了したと記載されている。あわせて株式譲渡契約に定める価格調整を反映した最終譲渡価額が確定し、株式譲渡損失を計上する見込みとなったとされている。本株式譲渡の完了に伴い対象会社は連結子会社から除外される |
| 対価 | 譲渡株式数は400株(議決権所有割合100.0%)。基本譲渡価額1,200百万円、価格調整額△56百万円で、最終譲渡価額は1,144百万円と記載されている。連結財務諸表(IFRS)では株式譲渡損失564百万円を計上する見込みで、連結上の帳簿価額1,655百万円と、最終譲渡価額1,144百万円から売却関連費用53百万円を控除した金額との差額として算定されている。個別財務諸表(日本基準)では関係会社株式売却損85百万円を計上する見込みで、関係会社株式の帳簿価額1,176百万円と、最終譲渡価額1,144百万円から売却関連費用53百万円を控除した金額との差額とされている |
| 日程 | 2026年10月30日 株式譲渡実行日。当初の開示は2026年10月15日。損失の計上期は2026年10月期 |
株式譲渡契約に定める価格調整を反映した結果、最終譲渡価額が確定しました。基本譲渡価額1,200百万円に価格調整額△56百万円を反映し、最終譲渡価額は1,144百万円と記載されています(出典:株式会社ナレルグループ 2026年10月30日公表資料)
本株式譲渡に伴い、2026年10月期において損失を計上する見込みです。連結財務諸表(IFRS)では株式譲渡損失564百万円で、連結上の帳簿価額1,655百万円と、最終譲渡価額1,144百万円から売却関連費用53百万円を控除した金額との差額として算定されています。個別財務諸表(日本基準)では関係会社株式売却損85百万円で、関係会社株式の帳簿価額1,176百万円との差額とされています。いずれも現時点の見込額であり、決算確定作業等により変動する可能性があると記載されています(出典:株式会社ナレルグループ 2026年10月30日公表資料)
対象会社の事業は非継続事業に分類されるため、株式譲渡損失564百万円は対象会社の期首から株式譲渡実行日までの事業損益及び関連する税効果等とともに、非継続事業からの当期損益に含めて表示する見込みとされています。これらを反映した非継続事業からの当期損失は309百万円となる見込みと記載されています(出典:株式会社ナレルグループ 2026年10月30日公表資料)
出典: 株式会社ナレルグループ「(開示事項の経過)株式会社ATJCの株式譲渡(子会社の異動)完了及び譲渡価額の確定、ならびに株式譲渡損失の計上に関するお知らせ」(2026年10月30日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
十月十五日に発表した譲渡が、その月のうちに実行まで届きました。
同時に、価格の調整を反映した最終の金額が確定しています。
契約で決めた基本の価額から、調整で五千六百万円下がりました。
譲渡の契約には、実行日までの財務の動きで価額を直す条項がよく入ります。
帳簿の値より安く売れたので、売り手には損失が出ます。
連結と単体で損失の額が大きく違うのが、この開示の見どころです。
連結では五億円台、単体では一億円に届かない水準です。
連結の帳簿価額には、買ったときのプレミアムが乗っているためです。
売る側は、連結と単体のどちらで見るかで印象が変わります。
非継続事業として区分され、本業の損益とは分けて表示されます。