東陽テクニカは2023年11月8日、株式会社トーキンEMCエンジニアリングの株式を取得して子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社東陽テクニカ(8151・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社トーキンEMCエンジニアリングの株主(株式会社トーキンが100%を保有) |
| 譲渡対象 | 株式会社トーキンEMCエンジニアリング(EMC測定及び電磁環境測定業務、計測器校正及び技術アドバイス業務、海外認証取得支援サービス業務) |
| 所在地 | 神奈川県川崎市高津区 |
| 手法 | 株式譲渡(1,500株を取得して子会社化) |
| 対価 | 未定(開示資料は、取得価額を確定次第改めて知らせると記載) |
| 日程 | 2023年11月8日 取締役会決議/2023年11月20日(予定) 契約締結/2024年1月1日(予定) 株式譲渡実行 |
取得株式数は1,500株で、取得前の所有株式数はありません。取得価額は未定で、確定次第改めて知らせると記載されています(出典:株式会社東陽テクニカ 2023年11月8日公表資料)
対象会社は1983年11月12日設立、所在地は神奈川県川崎市高津区、資本金は100,000千円で、EMC測定及び電磁環境測定業務、計測器校正及び技術アドバイス業務、海外認証取得支援サービス業務を行っています。株式は株式会社トーキンが100%を保有していました(出典:株式会社東陽テクニカ 2023年11月8日公表資料)
対象会社の2022年12月期の純資産は444,860千円です。純資産は2020年12月期が378,190千円、2021年12月期が395,450千円と推移しています(出典:株式会社東陽テクニカ 2023年11月8日公表資料)
買い手と対象会社の間には、対象会社が提供する製品またはサービスについて取引の実績があると記載されています。
買い手は、40年以上EMC事業を手掛けており校正サービスも提供していること、対象会社も40年近くEMC試験の受託サービスやEMC対策支援、測定器校正、海外認証取得支援サービスを事業としていることを記載しています。
出典: 株式会社東陽テクニカ「トーキンEMCエンジニアリング社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年11月08日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
取得価額が「未定」のまま公表されています。契約の締結が二週間後の予定なので、条件を詰めている途中での開示です。
価額が決まっていないことと、伏せていることは違います。この開示は「確定次第知らせる」と書いています。読むときはどちらかを見分けます。
売り手は法人で、自社の子会社を手放しています。手放す側が中小企業とは限りません。
買い手と対象会社には、もともと取引がありました。仕事を通じて互いを知っている相手は、調査で見えない部分が少なくなります。
どちらも四十年ほど同じ分野を続けてきた会社です。同業同士の組み合わせでは、設備や資格が重なる部分と補う部分を見分けます。
決議から引き渡しまで二か月近くあります。年初に区切りを合わせる形です。