伸銅品のCKサンエツは2025年1月21日、三井金属鉱業株式会社から三谷伸銅株式会社の株式5,563,750株を取得することを公表しました。取得前の議決権所有割合は4.05%、取得後は75.58%となります(出典:CKサンエツ株式会社 2025年1月21日公表資料)。
開示された事実
| 譲受(買い手) | CKサンエツ株式会社(5757・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 三谷伸銅株式会社(伸銅品の製造・販売) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 株式取得。三井金属鉱業株式会社から5,563,750株を取得し、連結子会社が保有する分と合わせて議決権所有割合75.58%とする |
| 対価 | 普通株式2,587百万円、アドバイザリー費用等(概算額)13百万円、合計(概算額)2,600百万円 |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2025年1月21日/株式譲渡実行 2025年4月1日(予定)。実行日は関係当局への届出その他必要な承認等により変更される可能性があると記載 |
取得価額は普通株式2,587百万円、アドバイザリー費用等の概算額13百万円で、合計の概算額は2,600百万円です(出典:CKサンエツ株式会社 2025年1月21日公表資料)。
開示資料は、異動前と異動後の所有株式数に、買い手の連結子会社である日本伸銅が所有する三谷伸銅株式315,000株の間接保有分を含めていると注記しています(出典:CKサンエツ株式会社 2025年1月21日公表資料)。
売り手は1950年5月1日設立、資本金42,223百万円、連結純資産161,718百万円の会社です(出典:CKサンエツ株式会社 2025年1月21日公表資料)。
買い手と売り手の間には、記載すべき資本関係・人的関係・取引関係はないとされています。株式譲渡実行日は2025年4月1日を予定し、関係当局への届出その他必要な承認等により変更される可能性があるとしています(出典:CKサンエツ株式会社 2025年1月21日公表資料)。
中小企業の経営者は、どう読むか
買い手はもともと、この会社の株式を四パーセントほど持っていました。しかもその一部は自社の子会社を通じた間接保有です。株式は直接持つ形と、子会社を通じて持つ形があり、割合を数えるときは両方を合わせます。自社の株主に、こうした間接の保有者がいないかは確かめておく項目です。
取得後も百パーセントではなく、七割五分です。残りは他の株主が持ち続けます。過半を超えれば経営はできますが、少数株主が残っていると決めるたびに手続と説明が必要になります。どこまで集めるかは、そのあと何をしたいかで決まります。
売り手は大企業です。グループの中で位置づけが変わった持分が、その分野を本業とする会社へ移る形です。会社や株式を手放す理由は、後継者の不在だけではありません。
取得価額とは別に、アドバイザリー費用等が並んで開示されています。金額の大きさに比べると小さい額ですが、代金以外に費用がかかることは変わりません。
買い手は同じ伸銅品の会社です。同業の株式を買い集めて過半を取るという動きです。自分の業界にこうした買い手がいるかどうかは、相談の前に知っておく価値があります。