エアトリは2025年5月21日、株式会社かもめの株式取得および子会社化に関する株式譲渡契約を締結したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社エアトリ(6191・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 開示資料に記載なし |
| 譲渡対象 | 株式会社かもめ(海外ホールセール事業(BtoB)および海外ツアー予約サイト「かもめツアー(eかも。)」の運営(BtoC)) |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 手法 | 株式取得(子会社化)。株式譲渡契約を締結したと公表している |
| 対価 | 開示資料に取得価額の記載はない |
| 日程 | 2025年5月21日 公表(開示資料に日程の記載はない) |
取得株式数、取得価額および日程について、開示資料に記載はありません。対象会社の資本金は8,000万円と記載されています(出典:株式会社エアトリ 2025年5月21日公表資料)
対象会社は本社が東京都港区で、フィリピンをメインに中南米、ニュージーランド、北欧、パプアニューギニアを取り扱う海外ホールセラー(BtoB事業)であり、世界遺産や絶景をめぐるツアーの取扱いを得意とする「かもめツアー(eかも。)」を運営(BtoC事業)していると記載されています。事業開始から42年の総合旅行会社で、傘下にランドオペレーターとして株式会社かもめ&アースルドリームを擁し、フィリピンとパプアニューギニアには現地事務所を持つと記載されています。
開示資料は、対象会社のグループ参画に伴い海外ツアー分野における注力エリアが広がること、買い手が構築・推進する事業ポートフォリオ戦略の20事業目の事業として「海外ツアー事業」を開始することを記載しています。
出典: 株式会社エアトリ「海外ホールセール事業と海外ツアー予約サイトを運営する株式会社かもめの株式取得及び子会社化のお知らせ」(2025年05月21日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
買い手が、同じ分野の会社を続けて取り込んでいる形です。
既にある事業の隣に、もう一つを足していく進め方です。
買い手にとっては、知っている事業なので判断が早くなります。
中小企業の譲渡でも、相手の選び方に効いてきます。
同じ業種の買い手は、強みと弱みを言わずに分かります。
一方で、重なる部分は不要と判断されることもあります。
別の業種の買い手は、説明に時間がかかります。
ただし重ならないので、組織を残しやすい面があります。
どちらを選ぶかは、何を守りたいかで決まる場面です。