三菱電機は2025年9月9日、OTセキュリティ技術を手がけるNozomi Networks, Inc.の全株式を取得する契約を締結したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 三菱電機株式会社(6503・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | Nozomi Networks, Inc.の株主(開示資料に記載なし) |
| 譲渡対象 | Nozomi Networks, Inc.(OT(制御技術)セキュリティの開発・販売) |
| 所在地 | 米国サンフランシスコ(本社)、スイス・メンドリジオ(開発拠点) |
| 手法 | 株式取得(完全子会社化)。対象会社の全株式を取得する契約を締結した |
| 対価 | 開示資料に取得価額の記載はない |
| 日程 | 2025年9月9日 契約の締結を公表(開示資料に日程の記載はない) |
取得価額および日程について、開示資料に記載はありません。
対象会社は本社が米国サンフランシスコ、開発拠点がスイス・メンドリジオ、従業員が315名、売上高がUS$75M(2022年から2024年の年平均成長率33%)、粗利率が70%以上、事業内容がOTセキュリティの開発・販売です。開示資料は、対象会社が75か国で1,000社以上に導入されていること、セキュリティ分野で第3位にランクされていることを記載しています(出典:三菱電機株式会社 2025年9月9日公表資料)
開示資料は、買い手がデジタル基盤に関連する事業の拡大を進めており、本件が将来の成長を牽引するものと位置づけていることを記載しています。
出典: 三菱電機株式会社「Agreement to Wholly Acquire Nozomi Networks -Expanding Serendie-related businesses,including OT security-」(2025年09月09日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
買い手が、海外の技術会社を丸ごと引き受けました。
買っているのは、製品と、それを作る技術者です。
自力で作るには時間がかかりすぎる領域です。
中小企業の譲渡でも、同じ理由はよくあります。
買い手が自分で作れないものを持っているかが要点です。
技術、許認可、特定の顧客との関係などです。
規模が小さくても、作りにくいものには値段が付きます。
逆に真似しやすいものは、評価されにくくなります。
自社の何が作りにくいのかを言葉にする場面です。