気化器などの自動車関連部品を製造するニッキは2025年9月17日、相模原市で建設機械部品などの切削加工・機械加工を営む大島機工株式会社の株式を個人株主から取得し、子会社化することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ニッキ(6042・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 大島機工株式会社(産業機械部品加工業(建設機械部品等の切削加工・機械加工)) |
| 所在地 | 神奈川県相模原市 |
| 手法 | 株式譲渡(個人株主から株式16,000株を取得し、子会社化) |
| 対価 | 非開示(開示資料に「外部専門家の調査結果を踏まえて決定。相手先の意向により非開示」と記載) |
| 日程 | 取締役会決議・契約締結 2025年9月17日/実行 2025年9月29日(予定) |
開示資料によれば、大島機工は1973年5月設立、資本金10,000千円で、直近3期の売上高は545百万円、546百万円、531百万円、営業利益は40百万円、23百万円、25百万円です。取得株式数は16,000株で、取得価額は相手先の意向により非開示、実行は2025年9月29日の予定です(出典:株式会社ニッキ 2025年9月17日公表資料)。
ニッキは、脱炭素への取り組みが加速する環境変化に対応するため事業構造の転換と新規事業の創出に取り組んでおり、本件が事業領域と事業規模の拡大につながると判断したと説明しています。
中小企業の経営者は、どう読むか
個人が営む地域の部品加工会社が、事業構造の転換を進める製造業の上場企業に迎え入れられた例です。安定した加工の受注と設備が、買い手にとって新しい分野への足がかりになっています。
売上と利益が安定している加工会社の承継です。取引先が建設機械という買い手と異なる分野であることが、事業の幅を広げる理由として評価されています。