STGは2025年9月25日、マレーシアのE-Cast Industries Sdn. Bhd.の株式を取得し子会社化すること、およびあわせて資金を借り入れることを公表しました。株式譲渡実行日は2025年9月29日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社STG(5858・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主である個人3名(当事者間の守秘義務に基づき非開示とされている。本サイトでは個人の氏名を再掲していません) |
| 譲渡対象 | E-Cast Industries Sdn. Bhd.(アルミニウムのダイカスト部品製造・販売) |
| 所在地 | マレーシア ペナン州(Plot 3, Lorong Industri 2, Taman Industri Bukit Panchor, 14300 Nibong Tebal Penang Malaysia) |
| 手法 | 株式の取得(子会社化)および資金の借入。1,800,000株を取得し、議決権所有割合は0%から100%となる |
| 対価 | 取得価額はE-Cast社の普通株式が2,065百万円(59,000千リンギット)、アドバイザリー費用等(概算額)が152百万円、合計(概算額)が2,217百万円。開示資料は、取得価額が当事者間での協議の上、今後変動する可能性があることを注記している |
| 日程 | 2025年9月25日 取締役会決議日/2025年9月25日 契約締結日/2025年9月29日(予定) 株式譲渡実行日/2025年9月29日(予定) 借入実行日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権所有割合:0%)、取得株式数は1,800,000株、異動後の所有株式数は1,800,000株(議決権所有割合:100%)です。取得価額はE-Cast社の普通株式が2,065百万円(59,000千リンギット)、アドバイザリー費用等(概算額)が152百万円、合計(概算額)が2,217百万円です(出典:株式会社STG 2025年9月25日公表資料)
借入の概要は、借入先が紀陽銀行、池田泉州銀行、滋賀銀行、借入金額が2,000百万円、借入金利が固定金利及び変動金利、借入実行日が2025年9月29日(予定)、返済期限が10年、担保の有無が無担保無保証です。開示資料は、本件借入について全額銀行調達を行うことで株主価値の最大化を図ると記載しています(出典:株式会社STG 2025年9月25日公表資料)
対象会社は所在地がマレーシア ペナン州、事業内容がアルミニウムのダイカスト部品製造・販売、資本金が63百万円(1,800千リンギット)、設立年月日が1990年10月8日で、株式は3名の個人株主が100%所有しています。売上高は1,110百万円、1,062百万円、1,485百万円、営業利益は142百万円、123百万円、362百万円、純資産は693百万円、794百万円、802百万円と3期分が記載されています(出典:株式会社STG 2025年9月25日公表資料)
開示資料は、マレーシアの現地会計基準MPERSに基づき作成された数値であること、為替レートを1マレーシアリンギット35円で換算していることを注記しています。また、対象会社の2024年12月期の売上高営業利益率が24.4%であり買い手グループを上回る水準にあること、ダイカスト部門の生産余力が50%程度あることを記載しています(出典:株式会社STG 2025年9月25日公表資料)
出典: 株式会社STG「E-Cast Industries Sdn. Bhd.の株式の取得(子会社化)及び資金の借入に関するお知らせ」(2025年09月25日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
代金の大部分を、銀行からの借入で用意しています。
無担保無保証で、返済は十年という条件です。
買い手がどう払うかは、渡す側にも関わります。
中小企業の譲渡でも、借入で払う買い手は多いです。
審査が通らなければ、話はそこで止まります。
契約の前に、資金の裏づけを確かめておきます。
融資の内諾や、取引銀行の名前を聞く形です。
聞きにくいことですが、仲介が代わりに尋ねます。
そのために仲介がいる、という場面でもあります。