MTGは2025年10月3日、株式会社Kiralaの株式を取得し子会社化すると公表しました。株式譲渡実行日は2025年10月7日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社MTG(7806・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | シオノケミカル株式会社(東京都八重洲2丁目10番8号・原薬の輸入・販売、研究開発支援、ジェネリック医薬品の製造販売、コンサルタント・資本金50百万円・設立1978年4月)、個人1名(買い手の元取締役。2019年まで在籍。本サイトでは個人の氏名を再掲していません)、株式会社Deto(岐阜県岐阜市)、株式会社新東通信(愛知県名古屋市) |
| 譲渡対象 | 株式会社Kirala(トータルライフサービスプラットフォーム事業(飲料用給水機器、美容機器ブランド等)) |
| 所在地 | 東京都中央区東日本橋三丁目2番3号 |
| 手法 | 子会社の異動を伴う株式の取得。3,600,100株を取得し、議決権所有割合は0%から100%となる。開示資料は、対象会社が買い手のウォーターサーバー事業を祖業とし、2020年3月の新設分割・株式譲渡により買い手から独立した会社であることを記載している |
| 対価 | 取得価額は3,912百万円。開示資料は、第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案し決定したこと、対象会社の役職者60名が本取引により保有するストックオプションを放棄することになるため代替するインセンティブプランを別途設定する予定であることを記載している |
| 日程 | 2025年10月3日 取締役会決議日/2025年10月3日 株式譲渡契約締結日/2025年10月7日(予定) 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数:0個、議決権所有割合:0%)、取得株式数は3,600,100株(議決権の数:3,600,100個)、異動後の所有株式数は3,600,100株(議決権所有割合:100%)です。取得価額は3,912百万円で、第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案し決定したと記載されています(出典:株式会社MTG 2025年10月3日公表資料)
開示資料は、対象会社が買い手のウォーターサーバー事業を祖業とし、2020年3月に新設分割・株式譲渡により株式会社Kiralaとして買い手から独立したものであることを記載しています。
対象会社は所在地が東京都中央区東日本橋三丁目2番3号、事業内容がトータルライフサービスプラットフォーム事業、資本金が1億円、設立年月日が2020年3月2日で、大株主及び持株比率はシオノケミカル株式会社69.4%ほかです。売上高は1,908,327千円、2,178,804千円、2,442,168千円、営業利益は△157,984千円、142,807千円、229,206千円、純資産は△74,873千円、25,826千円、29,228千円と3期分が記載されています(出典:株式会社MTG 2025年10月3日公表資料)
開示資料は、対象会社の役職者60名が本取引により保有するストックオプションを放棄することになるため、代替するインセンティブプランを別途設定する予定であることを記載しています。
出典: 株式会社MTG「子会社の異動を伴う株式の取得に関するお知らせ」(2025年10月03日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
五年前に切り離した事業を、買い戻した取引です。
分離したあとに伸び、赤字から黒字に転じています。
手放した判断が誤りだったとは、開示に書かれていません。
中小企業でも、一度渡した事業の話は出てきます。
分離したほうが伸びることは、実際にあります。
本体の制約から離れ、決めるのが速くなるためです。
だから、全部を抱え続ける前提で考えなくてよいです。
何を残し、何を外に出すかという設計になります。
選択肢として置いておく、という場面です。