コスモスイニシアは2026年1月7日、持分法適用会社である株式会社WOOCの株式を追加取得して連結子会社化し、その後段階的に完全子会社化することを決議したと公表しました。第1段階の株式譲渡実行日は2026年2月下旬、第2段階は2027年3月下旬をそれぞれ予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社コスモスイニシア(8844・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の役職員である個人株主3名(開示資料は代表取締役50.6%、取締役11.9%、従業員1名4.5%と記載。本サイトでは個人の氏名を再掲していません) |
| 譲渡対象 | 株式会社WOOC(レンタルオフィス事業、コワーキングスペース事業、住宅管理・サブリース事業、リフォーム・リノベーション事業、不動産賃貸仲介事業、不動産売買仲介事業) |
| 所在地 | 東京都品川区西五反田2-30-4 BR五反田7F |
| 手法 | 株式の追加取得(連結子会社化、その後段階的に完全子会社化)。2段階に分けて実施し、第1段階の取得持分は33.7%(取得後の出資持分割合66.7%)、第2段階の取得持分は33.3%(取得後の出資持分割合100.0%)。異動前の出資持分割合は33.0%で持分法適用会社 |
| 対価 | 取得価額は守秘義務により非開示とされているが、開示資料は直前連結会計年度の末日における連結純資産額及び直前事業年度の末日における純資産額の15%に相当する額未満となることを記載している。外部専門家によるデューデリジェンス及び株式価値評価の結果を勘案し、相手先と協議のうえ決定したものと記載されている |
| 日程 | 2026年1月7日 取締役会決議日/2026年1月7日 契約締結日/2026年2月下旬(予定) 第1段階の株式譲渡実行日/2027年3月下旬(予定) 第2段階の株式譲渡実行日。開示資料は、株式譲受けが公正取引委員会の審査完了を前提としていることを記載している |
異動前の出資持分割合は33.0%で、第1段階の取得持分は33.7%(取得後の出資持分割合66.7%)、第2段階の取得持分は33.3%(取得後の出資持分割合100.0%)です。取得価額は守秘義務により非開示とされていますが、直前連結会計年度の末日における連結純資産額及び直前事業年度の末日における純資産額の15%に相当する額未満となると記載されています(出典:株式会社コスモスイニシア 2026年1月7日公表資料)
対象会社は所在地が東京都品川区西五反田2-30-4 BR五反田7F、事業内容がレンタルオフィス事業、コワーキングスペース事業ほか、資本金が92,550千円、設立年月日が2008年9月18日です。売上高は5,031,225千円、5,964,181千円、6,779,540千円、営業利益は202,136千円、343,614千円、452,162千円、純資産は749,910千円、954,145千円、1,249,518千円と3期分が記載されています。
開示資料は、買い手が2017年12月に対象会社と資本業務提携契約を締結し、2019年及び2021年に株式を追加取得して持分法適用会社としていたこと、共同でのイベント開催や初の協業拠点となるシェアオフィスの開設を行ってきたことを記載しています。
開示資料は、本件の目的がシナジーの一層の拡大と両社一体の事業運営を通じた意思決定の迅速化であることを記載しています。
出典: 株式会社コスモスイニシア「株式の追加取得(完全子会社化)に関するお知らせ」(2026年01月07日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
三割の株から始めて、九年かけて全部にします。
最初は資本業務提携で、人の行き来から入りました。
そのうえで追加取得を重ね、最後に完全子会社化です。
中小企業の譲渡でも、この進め方は選べます。
一部だけ渡して、様子を見る形です。
社長は残り、数年かけて引き継ぎます。
ただし、残した株をいつ渡すかを先に決めます。
決めずに置くと、値段の話が後で蒸し返されます。
段階的に渡す、という場面です。