Enjinは2026年1月14日、株式会社田辺観光バスの株式の56%を取得して子会社化するとともに、同社が実施する第三者割当増資を引き受けることを決定したと公表しました。株式譲渡実行日は2026年3月1日を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社Enjin(7370・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 個人(開示資料は「相手先は個人であり、相手先の意向により、氏名等の公表を差し控えさせていただきます」と記載) |
| 譲渡対象 | 株式会社田辺観光バス(2026年2月1日付で株式会社En Journeyに商号変更予定)(観光事業) |
| 所在地 | 大阪府泉大津市北豊中町2丁目986番13 |
| 手法 | 株式の取得(子会社化)および第三者割当増資の引受。譲受による取得株式数は56株、第三者割当増資による取得株式数は504株で、異動後の所有株式数は560株(議決権所有割合56%)。増資により対象会社の資本金は1百万円から10百万円となる予定 |
| 対価 | 取得価額は売主の意向を踏まえ開示を控えるとされており、開示資料は金額について社内評価により公正妥当と思われる水準にて妥結したこと、取締役会の審議の結果同意を得ていること、その金額は僅少であることを記載している |
| 日程 | 2026年1月13日 取締役会決議日/2026年2月1日(予定) 株式譲渡契約締結/2026年3月1日(予定) 株式譲渡実行日/2026年3月1日(予定) 第三者割当増資 |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個、議決権所有割合0.0%)、譲受による取得株式数は56株、第三者割当増資による取得株式数は504株で、異動後の所有株式数は560株(議決権の数560個、議決権所有割合56%)です。増資により対象会社の資本金は1百万円から10百万円となる予定です。取得価額は売主の意向を踏まえ開示を控えるとされています(出典:株式会社Enjin 2026年1月14日公表資料)
対象会社は名称が株式会社田辺観光バス、所在地が大阪府泉大津市北豊中町2丁目986番13、事業内容が観光事業、資本金が1百万円、設立年月日が2023年2月3日で、2026年2月1日付で株式会社En Journeyへ商号変更を予定しています。大株主は個人情報保護の観点から非開示とされています(出典:株式会社Enjin 2026年1月14日公表資料)
対象会社の売上高は83,958,477円、490,583,748円、499,741,983円、営業利益は△991,115円、2,940,095円、6,921,796円、純資産は1,043,552円、5,605,149円、728,845円と3期分が記載されています(出典:株式会社Enjin 2026年1月14日公表資料)
開示資料は、買い手が主力事業のPR事業を通じて中小・中堅企業および医療機関・クリニックを中心とした顧客基盤を構築し、約2,500社が継続的にサービスを利用していること、顧客から集客支援や観光需要の取り込みに関する相談を受ける機会が増加していることを記載しています。
出典: 株式会社Enjin「株式会社田辺観光バスの株式取得(子会社化)および第三者割当増資引受に関するお知らせ」(2026年01月14日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
株の譲受と、新株の引受を同時に行っています。
既存株主から買い、さらに会社へ資金を入れる形です。
前者は株主へ、後者は会社へお金が渡ります。
中小企業の譲渡でも、この違いは大きいところです。
社長の手元に入るのは、譲受のほうだけです。
増資の資金は、会社の運転や設備に使われます。
どちらをいくらにするかで、手取りが変わります。
引き継ぐ側の資金需要も、同時に決めることになります。
お金の行き先を分けて考える、という場面です。