イクヨは2026年8月4日、株式会社EVモーターズ・ジャパンから事業を譲り受けることを決議したと公表しました。契約締結日は2026年8月10日、譲渡実行日は2026年11月頃が予定されています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社イクヨ(7273・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社EVモーターズ・ジャパン(福岡県北九州市若松区) |
| 譲渡対象 | 株式会社EVモーターズ・ジャパンの譲受対象事業(電気自動車および充電設備の販売、メンテナンス等) |
| 所在地 | 福岡県北九州市若松区向洋町22-1 |
| 手法 | 事業譲受。譲受対象に負債はないとされている。本件は民事再生手続における裁判所の許可を前提としている |
| 対価 | 譲受価額については、民事再生手続における裁判所の許可後に改めて公表するとされている |
| 日程 | 2026年8月4日 取締役会決議/2026年8月10日(予定) 契約締結日/2026年11月頃(予定) 譲渡実行日 |
譲受価額については、民事再生手続における裁判所の許可後に改めて公表するとされています。本件は民事再生手続における裁判所の許可を前提としており、譲受対象に負債はないとされています。
譲渡側は福岡県北九州市若松区に所在し、電気自動車および充電設備の販売、メンテナンス等を手がけ、資本金は4,118百万円、設立は1984年1月26日です。譲受対象事業の売上高は2023年12月期4,470百万円、2024年12月期8,009百万円、2025年12月期2,714百万円、営業利益は102百万円、▲239百万円、▲2,690百万円です(出典:株式会社イクヨ(適時開示) 2026年8月4日公表資料)
開示資料は、本事業譲受により車両制御技術や外部自動運転システムを自社車両へ統合するシステムインテグレーションノウハウを獲得し、自動運転プラットフォームの開発を加速させると記載しています。また大容量蓄電池などの環境製品群や電力制御技術を取り込み、エネルギーマネジメント事業を拡大するとしています。
出典: 株式会社イクヨ(適時開示)「事業譲受に関するお知らせ」(2026年08月04日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
民事再生の手続に入った会社から、事業だけを受け取る形です。
裁判所の許可が実行の条件になっているため、通常の譲渡より時間がかかります。
譲受の対象に負債を含めないと書かれている点が、この形の要点です。
会社を買えば債務も来ますが、事業だけを選んで受け取れば、そこを切り離せます。
業績が落ちている会社でも、技術や設備には値段が付くということでもあります。
厳しい状況になってから相手を探すと、条件は買い手の側に寄ります。早いほうが選べます。