ヤマエグループホールディングスは2023年10月31日、コンフェックスホールディングス株式会社の株式を取得して子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ヤマエグループホールディングス株式会社(7130・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | コンフェックスホールディングス株式会社の株主(開示資料の持株比率はCFP投資事業有限責任組合66.0%、ワイ&アイホールディングス合同会社28.9%、伊藤忠商事株式会社5.1%) |
| 譲渡対象 | コンフェックスホールディングス株式会社(純粋持株会社(傘下は菓子食品総合卸売業)) |
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権の66.00%を取得して連結子会社化)。実行は独占禁止法10条2項に基づく届出にかかる公正取引委員会審査の結果において、株式等取得の実行を妨げる要因が存在しないことが前提 |
| 対価 | 普通株式16,097百万円、アドバイザリー費用等(概算額)46百万円、合計(概算額)16,143百万円 |
| 日程 | 2023年10月31日 取締役会決議・株式等譲渡契約書締結/2023年12月29日(予定) 株式等譲渡完了 |
取得株式数は普通株式660,000株(議決権所有割合66.00%)で、取得前の所有株式数はありません。取得価額は普通株式16,097百万円、アドバイザリー費用等(概算額)46百万円で、合計(概算額)は16,143百万円です(出典:ヤマエグループホールディングス株式会社 2023年10月31日公表資料)
対象会社は2018年12月10日設立、所在地は東京都渋谷区、資本金は300百万円の純粋持株会社です。持株比率はCFP投資事業有限責任組合が66.0%、ワイ&アイホールディングス合同会社が28.9%、伊藤忠商事株式会社が5.1%です(出典:ヤマエグループホールディングス株式会社 2023年10月31日公表資料)
買い手は、持分法適用関連会社を通じて対象会社株式144,500株(14.45%に相当)を保有しており、社外取締役1名を派遣していると記載されています(出典:ヤマエグループホールディングス株式会社 2023年10月31日公表資料)
本株式取得の実行は、独占禁止法10条2項に基づく届出にかかる公正取引委員会審査の結果において、排除措置命令の発令等、株式等取得の実行を妨げる要因が存在しないことが前提となると注記されています。
買い手は、中期経営計画でM&Aによる事業ポートフォリオの変革による事業多角化を基本戦略の柱に掲げており、2016年11月に菓子卸の株式を取得するなど同分野の取得を重ねてきたことを記載しています。
出典: ヤマエグループホールディングス株式会社「コンフェックスホールディングス株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年10月31日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
売り手の筆頭は投資ファンドです。ファンドは期限内に売る前提で会社を持つので、出口を探している相手という読み方になります。
買い手はもともと、別の会社を通じて一部の株式を持ち、役員も送っていました。中に入って様子を見てから過半を取る、という順です。
全部ではなく三分の二で止めています。残りを持つ株主と一緒に続ける形です。
引き渡しの前に、公正取引委員会の審査が入ることが明記されています。同じ業種で大きくなる取引では、競争に影響しないかを国が見ます。中小企業の譲渡では通常この手続きはありません。
助言にかかる費用が本体と分けて示されています。百六十億円の取引で四十六百万円という割合も読み取れます。
買い手は同じ分野の会社を繰り返し買っています。売り手から見れば、手順に慣れた相手ということです。