芝浦機械は2024年1月31日、ポッカマシン株式会社の株式取得(子会社化)を公表しました。開示資料は、対象会社が持つ食品・飲料業界をはじめとする幅広い業界での自動化・省力化装置に関するノウハウや顧客基盤等を活用することで、買い手のシステムエンジニアリング事業の拡大や製品群における提案型のシステム販売強化などが見込めると判断したと記載しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 芝浦機械株式会社(6104・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 |
| 譲渡対象 | ポッカマシン株式会社(生産プラント(食品・飲料・酒造・製薬・日用品)、包装機、無菌システム、各種組立機、ロボット・画像処理等を使った装置、小型航空機搬送・整備機器、射出成形機用ロボットOEM製品、電解バリ取機、切削加工部品等) |
| 所在地 | 愛知県岩倉市川井町 |
| 手法 | 株式譲渡(議決権所有割合100%を取得して子会社化) |
| 対価 | 開示資料に取得価額の記載はない |
| 日程 | 2024年1月31日 契約締結日/2024年3月1日(予定) 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個・議決権所有割合0%)、取得株式数は1,200株(議決権の数1,200個)、異動後は1,200株(議決権所有割合100%)です。開示資料に取得価額の記載はありません(出典:芝浦機械株式会社 2024年1月31日公表資料)
対象会社は、所在地が愛知県岩倉市川井町、資本金が60百万円、設立年月日が1983年5月1日です。事業内容は生産プラント(食品・飲料・酒造・製薬・日用品)、包装機、無菌システム、各種組立機、ロボット・画像処理等を使った装置、小型航空機搬送・整備機器、射出成形機用ロボットOEM製品、電解バリ取機、切削加工部品等と記載されています(出典:芝浦機械株式会社 2024年1月31日公表資料)
対象会社の大株主及び持株比率は、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社が100%と記載されています。買い手との資本関係・人的関係・取引関係は、いずれも該当事項がないとされています(出典:芝浦機械株式会社 2024年1月31日公表資料)
日程は、契約締結日が2024年1月31日、株式譲渡実行日が2024年3月1日(予定)です。買い手の当期業績に与える影響は軽微と記載されています。
開示資料は、買い手グループが中期経営計画に基づき組織再編を中核とした経営改革、成長分野に対応した投資の推進、資本効率の向上を目指した財務戦略の実行に取り組んでいると記載しています。
出典: 芝浦機械株式会社「ポッカマシン株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年01月31日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
売り手は飲料会社のグループ会社です。本業から離れた会社を、その分野が本業の相手に渡す形です。
親会社が持っている会社を手放す話は、中小企業の周りでも起こります。グループの中で置き場所がなくなった会社が動きます。
値段が開示資料に出ていません。株式数と割合だけが書かれています。
対象会社の決算の数字も載っていません。出す義務の範囲と、知りたい範囲は別だということです。
買う側は機械の会社で、買う相手も装置の会社です。手の内が分かる相手を買う形で、調べる順番も自社の経験に沿います。
装置づくりは、設計できる人と作れる人で成り立ちます。買う側が見るのは、その人たちが残るかどうかです。
契約から実行まで一か月です。期の切り替わりに合わせて実行の日を置いている形です。
創業から四十年を超える会社です。古い会社には、登記や昔の契約の整理が残っていることがあります。