コロワイドは2024年3月1日、株式会社日本銘菓総本舗の株式を取得して完全子会社化すると公表しました。取得するのは4,217,900株で、議決権所有割合は100.0%となります。取得前の所有株式数は0株です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社コロワイド(7616・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズV号(65.2%)、AP Cayman Partners III, L.P.(22.3%)、Japan Fund V, L.P.(5.8%)ほか |
| 譲渡対象 | 株式会社日本銘菓総本舗(地域の銘菓・名産品に係る製造小売業) |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 手法 | 株式譲渡(4,217,900株・議決権所有割合100.0%を取得して完全子会社化) |
| 対価 | 取得価額は相手先の意向により非開示。外部の専門家による法務・財務に関する調査の結果等を合理的に勘案の上で決定したと記載 |
| 日程 | 2024年3月1日 株式譲渡契約締結/2024年4月1日 株式取得日(予定) |
対象会社は、所在地が東京都港区虎ノ門四丁目1番28号、事業内容が地域の銘菓・名産品に係る製造小売業、資本金が50百万円、設立年月日が2018年6月1日です。大株主及び持株比率は、投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズV号が65.2%、AP Cayman Partners III, L.P.が22.3%、Japan Fund V, L.P.が5.8%と記載されています(出典:株式会社コロワイド 2024年3月1日公表資料)
買い手と対象会社の間に資本関係・人的関係・取引関係はありません。
取得価額は相手先の意向により非開示とされています。開示資料は、取得価額については外部の専門家による法務・財務に関する調査の結果等を合理的に勘案の上、決定していると記載しています。
開示資料は取得の目的について、買い手グループが外食事業を営んでおり、変化した消費者ニーズに対応する観点からはブランド価値や付加価値に基づいた事業領域の拡大が重要であると同時に、デザート事業の拡充が店舗における顧客満足度の向上にとって重要な要素であると考えていることを挙げています。
対象会社については、地域銘菓・名産品に係る事業承継のプラットフォーム企業として設立され、「チーズガーデン」「クリオロ」「グリンデルベルグ」といったブランドを有し、ふかや花園プレミアム・アウトレットや麻布台ヒルズといった立地に旗艦店を出すなどの事業成長を実現してきたと記載されています。
日程は、2024年3月1日が株式譲渡契約締結日、2024年4月1日が株式取得日(予定)です。本件取引が当期連結業績に与える影響は軽微である見込みと記載されています。
出典: 株式会社コロワイド「日本銘菓総本舗の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ」(2024年03月01日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
売り手は投資ファンドです。三つの組合と会社が合わせて九割以上を持っていました。
ファンドは、いつか売ることを前提に持ちます。だから買い手にとっては話の通りやすい相手です。
対象会社は、地域の銘菓の事業承継を集める会社として作られたと書いてあります。
後継者のいない菓子の会社を一つずつ引き受けて、ブランドごとに束ねた形です。
中小企業のオーナーにとっては、売る相手がこういう受け皿であることもあるという話です。
そして今回、その受け皿そのものが外食の会社に移ります。束ねた先が、また別の手に渡ります。
値段は相手の意向で出ていません。ファンドが売るときは、次の取引に影響するので出さないことが多いです。
買い手は外食で、対象会社は菓子の製造小売です。店で出す甘いものを自前で持つという組み合わせです。