リコーは2025年3月4日、株式会社PFUの全株式を取得し完全子会社化すると公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社リコー(7752・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 富士通株式会社(対象会社の株式の20%相当を保有) |
| 譲渡対象 | 株式会社PFU((開示資料に事業内容の記載なし)) |
| 所在地 | (開示資料に所在地の記載なし) |
| 手法 | 株式譲渡(残る全株式の取得・完全子会社化) |
| 対価 | 富士通株式会社の保有する株式会社PFUの普通株式 22,670百万円 |
| 日程 | 取締役会決議日 2025年3月4日/株式取得実行日 2025年3月7日 |
取得前の所有株式数は3,083,596株(議決権所有割合80.0%)で、取得株式数は770,900株です。取得価額は、富士通株式会社が保有するPFUの普通株式について22,670百万円です(出典:株式会社リコー 2025年3月4日公表資料)
売り手は富士通です。リコーは既に8割を保有しており、今回の取得で全株式を保有することになります。
日程は、取締役会決議日が2025年3月4日、株式取得実行日が2025年3月7日です(出典:株式会社リコー 2025年3月4日公表資料)
この開示資料は短く、対象会社の事業内容や所在地の記載はありません。2025年3月期通期連結業績への影響は軽微とされています。
中小企業の経営者は、どう読むか
八割を持っていた会社が、残る二割を買って全部にしました。段階を踏んで持分を増やす形です。
残りを持っていたのは、もとの親会社です。合弁や分社のあとに、片方が買い切ることがあります。
中小企業でも、先に一部を譲り、あとで残りを譲る形は使われます。残りの価格をいつ決めるかが要点です。
決議から実行までが三日です。既に支配している相手なので、調べることが少なく済みます。
持分が八割から十割になっても、経営の実態は大きく変わらないことがあります。変わるのは意思決定の手続です。