PKSHA Technologyは2025年7月4日、株式会社サーキュレーションの株式に対する公開買付けを開始すると公表しました。対象者を完全子会社とすることを目的とする取引の一環で、あわせて買付けに要する資金の確保のため資金の借入れを行うことを決定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社PKSHA Technology(3993・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 公開買付けに応募する対象者の株主および新株予約権者(筆頭株主が所有株式の一部を応募する契約を締結している) |
| 譲渡対象 | 株式会社サーキュレーション(東証グロース・証券コード7379)(プロシェアリング等のサービス) |
| 所在地 | 東京都渋谷区神宮前3-21-5 サーキュレーションビル |
| 手法 | 公開買付け(完全子会社化を目的とする取引の一環)。対象者株式の全て(新株予約権の行使により交付される株式を含み、公開買付者が所有する株式および対象者が所有する自己株式を除く)および新株予約権の全てを取得する。あわせて公開買付者は買付けに要する資金の確保のため資金の借入れを行うことを決定している |
| 対価 | 買付け等の価格は普通株式1株につき901円、新株予約権1個につき1円。買付代金は6,899,283,830円 |
| 日程 | 2025年7月4日 取締役会決議日/公開買付期間は30営業日に設定 |
買付け等の価格は普通株式1株につき901円、新株予約権1個につき1円です。開示資料は、新株予約権買付価格を1個当たり1円としているため、新株予約権者が新株予約権を本公開買付けに応募することは想定していないと記載しています(出典:株式会社PKSHA Technology 2025年7月4日公表資料)
買付予定数は7,657,360株、買付予定数の下限は4,824,200株で、買付予定数の上限は設定されていません。応募株券等の数の合計が下限に満たない場合は応募株券等の全部の買付け等を行わないと記載されています。買付代金は6,899,283,830円です(出典:株式会社PKSHA Technology 2025年7月4日公表資料)
公開買付期間は、法令に定められた最短期間である20営業日を超える30営業日に設定されています。開示資料は、期間を法定の最短期間に照らして長期に設定することにより、対象者の株主および新株予約権者が本取引の是非や価格の妥当性について熟慮できるようにしたことを記載しています。
開示資料は、公表日現在において公開買付者が対象者株式を620,600株(所有割合7.28%)所有していること、対象者の筆頭株主との間で所有株式の一部(所有割合24.63%)を本公開買付けに応募する旨の契約を締結していることを記載しています。
対象会社の売上高は6,421,400千円、営業利益は303,100千円、資本金は878百万円と記載されています(出典:株式会社PKSHA Technology 2025年7月4日公表資料)
出典: 株式会社PKSHA Technology「株式会社サーキュレーション(証券コード:7379)に対する 公開買付けの開始及び資金の借入れに関するお知らせ」(2025年07月04日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
買う側が、代金のために借入を行うと公表しています。
手元の資金だけでは足りない規模だということです。
借入の条件が整わなければ、取引は進みません。
中小企業の譲渡でも、同じことが起こります。
買い手の多くは、金融機関から借りて代金を払います。
だから融資の審査が、日程を左右します。
契約してから審査に落ちる、ということもあります。
資金の裏づけをいつ確かめるかを、先に決めておきます。
相手の体力を見るのも、交渉の一部になる場面です。