カカクコムは2025年12月17日、エン株式会社が営むengage事業について、同社が対象事業を吸収分割により新たに設立予定の会社に承継させ、買い手が新会社の発行済株式の過半数を取得して子会社とすることを目的に基本合意書を締結したと公表しました。これは決定ではなく、協議の開始です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社カカクコム(2371・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | エン株式会社(東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー・求人情報サイトの運営、人材紹介等・資本金1,194百万円・純資産37,618百万円・売上高65,678百万円(2025年3月期)) |
| 譲渡対象 | エン株式会社がengage事業を吸収分割により承継させる新会社(名称未定)(engage事業(求人サイトの「エンゲージ」および採用支援ツールである「engage」。「エン カイシャの評判」を除く)) |
| 所在地 | (開示資料に新会社の所在地の記載なし) |
| 手法 | 吸収分割により新設される会社の株式取得(子会社化)に関する基本合意書の締結。これは決定ではなく、協議の開始です。売り手が対象事業を吸収分割により新たに設立予定の会社に承継させ、買い手が新会社の発行済株式の過半数を取得して子会社とする。取得予定株式数は議決権所有割合にして85.1%に相当する株式数 |
| 対価 | 取得価格は新会社の普通株式4,449百万円、アドバイザリー費用等(概算額)144百万円、合計(概算額)4,593百万円。開示資料は、取得価額が売り手にて策定した事業計画をもとに買い手が実施したデューデリジェンス等の結果を踏まえ、公平性及び妥当性を確保するために第三者評価機関によるDCF法による株式価値算定の範囲内で売り手と協議の上決定したことを記載している |
| 日程 | 2025年12月17日 基本合意書締結日/2026年1月(予定) 株式譲渡契約締結日/2026年4月(予定) 本吸収分割効力発生日/2026年4月(予定) 株式譲渡実行日 |
取得前の所有株式数は0株(議決権所有割合0%)、取得予定株式数は議決権所有割合にして85.1%に相当する株式数です。取得価格は新会社の普通株式4,449百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が144百万円、合計(概算額)が4,593百万円です(出典:株式会社カカクコム 2025年12月17日公表資料)
開示資料は、取得価額が売り手にて策定した事業計画をもとに買い手が実施したデューデリジェンス等の結果を踏まえ、公平性及び妥当性を確保するために第三者評価機関によるDCF法による株式価値算定の範囲内で売り手と協議の上決定したことを記載しています。
開示資料は、対象事業が求職者会員数600万人超を擁する総合求人サイト「エンゲージ」と全国70万以上の企業が導入する採用支援ツール「engage」で構成されること、「エン カイシャの評判」は対象事業に含まれないことを記載しています。
売り手は名称がエン株式会社、所在地が東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー、事業内容が求人情報サイトの運営、人材紹介等、資本金が1,194百万円で、純資産が37,618百万円、総資産が56,942百万円、売上高が65,678百万円、営業利益が5,892百万円(2025年3月期)です。開示資料は、買い手の求人ボックス事業において売り手との取引があることを記載しています(出典:株式会社カカクコム 2025年12月17日公表資料)
出典: 株式会社カカクコム「エン株式会社の吸収分割によるengage事業承継会社の株式取得(子会社化)に関する基本合意書締結のお知らせ」(2025年12月17日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
渡す事業から、一部のサービスを除いています。
「エン カイシャの評判」は対象外と明記されています。
どこまでを渡すかを、名指しで決めている形です。
中小企業の譲渡でも、この線引きは必要になります。
同じ部門の中に、渡したくないものがある場合です。
顧客名簿、商標、特定の取引先などです。
曖昧にすると、あとで含まれるかどうかで争います。
含める・含めないを一覧にして契約に付けます。
線を引いて書き出す、という場面です。