モータ・ポンプとその応用製品を製造する三相電機は2026年1月26日、兵庫県加西市で金属製品の加工を営む株式会社石野製作所から、金属製品加工事業を譲り受けることと、受け皿となる新会社を設立することを決定したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 三相電機株式会社(6518・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡対象 | 株式会社石野製作所の金属製品加工事業(金属製品の加工) |
| 所在地 | 兵庫県加西市 |
| 手法 | 事業譲渡(事業の譲受。受け皿となる新会社を設立) |
| 対価 | 非開示(開示資料に「現時点で金額は確定しておりませんが、直近の連結純資産の1%未満を見込んでおります」と記載) |
| 日程 | 取締役会決議 2026年1月26日/契約締結 2026年3月17日(予定) |
開示資料によれば、石野製作所は1971年9月設立、資本金13,000千円で、三相電機の株式を8.57%保有し、三相電機から従業員1名が出向するなど、長年にわたる部品加工の委託先です。契約締結は2026年3月17日の予定です(出典:三相電機株式会社 2026年1月26日公表資料)。
三相電機は譲受の理由として、グループ内で情報を共有して生産体制を最適化すること、グループ以外の顧客基盤を広げて付加価値を高めることを挙げています。
出典: 三相電機株式会社(TDnet適時開示。TDnetでの公開期間が終了しているため、URLは株探が保存する原本PDF)「事業譲受および新会社設立に関するお知らせ」(2026年01月26日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
長年の委託先が、発注元のグループに事業を移す形の承継です。日々の取引で品質と納期を知っている相手が引き継ぐことは、製造業の事業承継で最も多い型の一つです。
会社そのものではなく加工事業だけを譲り、受け皿の新会社で続ける形です。売り手の会社に残す資産や取引を分けたいときに、事業譲渡が選ばれます。