伯東は2026年2月5日、Rabyte Pte. Ltd. の株式76%を取得し子会社化する最終契約を締結したと公表しました。原本表記で Business commencement date は February 2026 (scheduled) です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 伯東株式会社(7433・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主である個人2名(うち1名の持株比率98%。所在地はシンガポール。本サイトでは個人の氏名を再掲していません) |
| 譲渡対象 | Rabyte Pte. Ltd.(原本表記で Electronic Components Distribution(先端半導体・電子部品の販売と、需要創出・設計支援、部品選定、サプライチェーン管理、社内試験などの付加価値サービス)) |
| 所在地 | シンガポール(102E Pasir Panjang Road, #07-08/09, CitiLink Warehouse Complex, Singapore 118529) |
| 手法 | 株式の取得(子会社化)。1,140,000 shares を取得し、議決権所有割合は76%となる。開示資料は、残りの持分について2028年中に取得する意向があること、取得資金を借入により調達し対価は現金で支払うことを記載している |
| 対価 | 取得価額は原本表記で非開示(The purchase price is undisclosed in accordance with the confidential agreement under the NDA with the counterparty)。開示資料は、第三者によるデューデリジェンスを適切に実施して価値の妥当性を検証する十分な手続を行ったことを記載している |
| 日程 | 原本表記で Board of Directors' resolution date: February 5, 2026/Contract execution date: February 5, 2026/Business commencement date: February 2026 (scheduled) |
取得前の所有株式数は0 shares(議決権所有割合0%)、取得株式数は 1,140,000 shares(議決権所有割合76%)、取得後も 1,140,000 shares(議決権所有割合76%)です。取得価額は相手先とのNDAに基づく守秘義務により非開示とされています。開示資料は、残りの持分について2028年中に取得する意向があること、取得資金を借入により調達し対価は現金で支払うことを記載しています(出典:伯東株式会社 2026年2月5日公表資料)
対象会社は名称が Rabyte Pte. Ltd.、所在地が 102E Pasir Panjang Road, #07-08/09, CitiLink Warehouse Complex, Singapore 118529、事業内容が Electronic Components Distribution、資本金が SGD 1,500,000、Business Start Date が 5 December, 1989 で、大株主及び持株比率は個人1名が98%です。売上高は 92 USD Million、102 USD Million、120 USD Million、純資産は 20 USD Million、25 USD Million、28 USD Million と3期分が記載されています(出典:伯東株式会社 2026年2月5日公表資料)
開示資料は、買い手グループが電子部品商社と化学品メーカーの両面を持つ企業であり、インド、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドの成長市場で電子部品・半導体の販売事業を伸ばすことに注力していることを記載しています。
開示資料は、対象会社の事業が買い手の今後の戦略に合致しており、互いの地理的な拠点を活用して顧客基盤を広げることを見込んでいることを記載しています。
出典: 伯東株式会社「(Rabyte Pte. Ltd. Singapore)Notice Regarding Signing of Definitive Agreements To Acquire Majority stake (Conversion to Subsidiary)」(2026年02月05日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
いま七割六分を取り、残りは二〇二八年に取る意向です。
三年ほどかけて、全部にする段取りになります。
売り手は、その間も株主として残ります。
中小企業の譲渡でも、この進め方は選べます。
社長が引き継ぎの期間だけ株を持つ形です。
ただし「意向」と「約束」は別のものです。
買う義務があるのか、価格はどう決めるのかを書きます。
書かずに残すと、二度目の交渉で揉めます。
残した株の出口を決める、という場面です。