山善は2026年2月6日、PT. Somagede Indonesia の発行済株式の全部を取得し完全子会社とすることについて基本合意に達したと公表しました。これは決定ではなく、協議の開始です。株式譲渡の開始は原本表記で Until March 31, 2026 (planned) です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社山善(8051・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 対象会社の株主である個人2名(所在地はインドネシア。開示資料は大株主が個人であるため開示を控えると記載。本サイトでは個人の氏名を再掲していません) |
| 譲渡対象 | PT. Somagede Indonesia(原本表記で Wholesale of cutting tools, machine tools, adhesives and maintenance products(工業用切削工具・接着剤を中心とした工業製品の卸売)) |
| 所在地 | インドネシア(Jl. Griya Agung M.3 65, 3, Sunter Agung, Tanjung Priok, Kota Adm. Jakarta Utara, DKI Jakarta 14350 Indonesia) |
| 手法 | 株式の取得(完全子会社化)に関する基本合意。これは決定ではなく、協議の開始です。78,000 shares(議決権78,000)を取得し、議決権所有割合は0.00%から100.00%となる予定。開示資料は、取引の具体的な内容について必要な条件の合意と正式契約の締結に向けて協議を進め、決定次第公表することを記載している |
| 対価 | 取得価額(予定)は当事者間の守秘義務により非開示とされている |
| 日程 | 原本表記で Date on which the resolution of the board of directors is deemed to have been made: February 6, 2026/Date of conclusion of the memorandum of understanding: February 6, 2026/Date of stocks transfer agreement: Until February 28, 2026 (planned)/Date of commencement of stocks transfer: Until March 31, 2026 (planned) |
取得前の所有株式数は0 shares(議決権0、議決権所有割合0.00%)、取得予定株式数は 78,000 shares(議決権78,000)、取得後は 78,000 shares(議決権所有割合100.00%)です。取得価額(予定)は当事者間の守秘義務により非開示とされています(出典:株式会社山善 2026年2月6日公表資料)
対象会社は名称が PT. Somagede Indonesia、事業内容が Wholesale of cutting tools, machine tools, adhesives and maintenance products、資本金が 78 billion Indonesian rupiah、設立が February 14, 2006 です。売上高は3,400百万円、3,576百万円、3,367百万円、営業利益は266百万円、261百万円、182百万円、純資産は2,909百万円、2,976百万円、2,992百万円と3期分が記載されています(1インドネシアルピア=0.0093円で換算)(出典:株式会社山善 2026年2月6日公表資料)
開示資料は、対象会社が30年以上にわたり事業を行っており、インドネシア全土をカバーする販売網を通じて日系の自動車・自動車部品メーカーを中心とした幅広い業種にグローバルサプライヤーの製品を販売していることを記載しています。
開示資料は、本取引が買い手の中期経営計画のもとで進めるグローバル生産設備事業のさらなる成長に資するものであり、対象市場の地理的な拡大、市場・業種の多様化への対応、仕入先との関係強化に寄与することを記載しています。
出典: 株式会社山善「Notice of Basic Agreement to Acquire Shares of PT. Somagede Indonesia, to Make It a Subsidiary」(2026年02月06日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
この時点では、基本合意にとどまっています。
正式な契約は、二月末までを目標にしています。
条件の詰めは、これからという段階です。
中小企業の譲渡でも、この順番で進みます。
大筋で合意し、調査をして、条件を詰めます。
途中で条件が変わることも、止まることもあります。
だから、社内に広げるのは契約のあとが無難です。
誰にいつ伝えるかを、相手と決めておきます。
合意と契約は別、という場面です。