デンキョーグループホールディングスは2026年3月12日、株式会社トムスエージェンシーの全株式を取得し子会社化することについて基本合意することを決議したと公表しました。これは決定ではなく、協議の開始です。株式譲渡契約の締結と株式譲渡の実行はいずれも2026年4月中(予定)とされています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社デンキョーグループホールディングス(8144・東証スタンダード市場) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 個人株主等2名(開示資料は氏名を記載していない。買い手との資本関係・人的関係・取引関係・関連当事者への該当状況はいずれも該当事項なし) |
| 譲渡対象 | 株式会社トムスエージェンシー(広告代理業、イベント事務局運営業、など(行政事務局の運営代行や各種イベント・セールスプロモーションを企画立案から運用まで一貫して請け負うBPO事業者)) |
| 所在地 | 東京都渋谷区桜丘町1番2号 渋谷サクラステージセントラルビル14階 |
| 手法 | 株式取得(子会社化)に向けた基本合意。これは決定ではなく、協議の開始です。買い手は対象会社の全株式を取得し子会社化することについて基本合意することを決議したもので、株式譲渡契約の締結は2026年4月中(予定)とされている。異動前の所有株式数0株(議決権所有割合0%)から8,890,000株を取得し、異動後は議決権所有割合100%となる予定 |
| 対価 | 取得価額は現在協議中であることから決定次第お知らせするとされている |
| 日程 | 2026年3月12日 取締役会決議日/2026年4月中(予定) 株式譲渡契約締結日/2026年4月中(予定) 株式譲渡実行日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権所有割合0%)、取得株式数は8,890,000株、異動後は8,890,000株(議決権所有割合100%)です。取得価額は現在協議中であることから決定次第お知らせするとされています(出典:株式会社デンキョーグループホールディングス 2026年3月12日公表資料)
対象会社は名称が株式会社トムスエージェンシー、所在地が東京都渋谷区桜丘町1番2号 渋谷サクラステージセントラルビル14階、事業内容が広告代理業、イベント事務局運営業など、資本金が20,000千円、設立年月日が2019年10月です。大株主及び持株比率は、大株主が個人等であることから開示を控えるとされています。
対象会社の最近3年間は、売上高が393百万円、5,450百万円、3,212百万円、営業利益が▲163百万円、1,311百万円、681百万円、純資産が56百万円、820百万円、1,175百万円と記載されています(出典:株式会社デンキョーグループホールディングス 2026年3月12日公表資料)
株式取得の相手先は個人株主等2名で、買い手との資本関係、人的関係、取引関係、関連当事者への該当状況はいずれも該当事項がないと記載されています。
開示資料は、対象会社が行政事務局の運営代行や各種イベント・セールスプロモーションなどを企画立案から実際の運用まで一貫して請け負うことが可能なBPO事業者であること、買い手が2030年度の目標として掲げている売上1,000億円に向けてより幅広い領域への事業展開が必要と考えていることを記載しています(出典:株式会社デンキョーグループホールディングス 2026年3月12日公表資料)
出典: 株式会社デンキョーグループホールディングス「株式会社トムスエージェンシーの株式取得(子会社化)に向けた基本合意のお知らせ」(2026年03月12日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
まだ決まっていません。基本合意の段階です。
値段も「協議中」と書かれています。
それでも、株式の数と割合は先に決まっています。
この順番は、中小企業の譲渡でもよくあります。
枠組みを先に合わせ、値段をあとで詰める形です。
渡す側は、ここで気を抜かないことが大事です。
基本合意のあとに調査が入り、値段が動くからです。
下がる理由を作らないよう、資料を整えておきます。
合意はまだ途中、という場面です。