フィードフォースグループは2026年3月26日、株式会社ECPowerを株式取得および簡易株式交換により完全子会社化することを決議したと公表しました。株式取得完了日は2026年4月1日(予定)、株式交換の効力発生日は2026年5月1日(予定)です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | フィードフォースグループ株式会社(7068・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 個人6名(氏名は再掲しない。住所は東京都渋谷区。買い手と当該個人およびその近親者との間に資本関係・人的関係・取引関係はない) |
| 譲渡対象 | 株式会社ECPower(ウェブサイトの企画、設計、開発、運営等(Shopify 領域。ECの高度なデータ分析によるリピート率向上とLTV最大化)) |
| 所在地 | 東京都港区南青山二丁目2番15号 Win Aoyama ビル UCF6階 |
| 手法 | 株式取得と簡易株式交換の2段階による完全子会社化。対象会社の発行済株式1,316,667株のうち1,116,667株を株式取得で購入し、残り200,000株を株式交換により取得する。株式交換は買い手を株式交換完全親会社、対象会社を株式交換完全子会社とし、会社法第796条第2項の規定に基づく簡易株式交換の手続により買い手の株主総会の承認を受けずに行う予定 |
| 対価 | 株式取得の取得価額は株式取得価額107百万円、アドバイザリー費用等(概算額)0百万円、合計(概算額)107百万円。株式交換に係る割当比率は買い手1に対して対象会社0.097で、交付する株式数は普通株式19,400株(予定・新規発行)。開示資料は、価格算定にあたり対象会社の財務状況、業績動向、事業内容等を総合的に勘案してDCF法により、割当比率の算定においては買い手株式を市場株価法により評価したことを記載している |
| 日程 | 2026年3月26日 株式取得承認取締役会決議日・株式譲渡契約締結日・株式交換契約締結日/2026年4月1日(予定) 株式取得完了日/2026年4月15日(予定) 対象会社の株主総会決議日/2026年5月1日(予定) 株式交換の効力発生日および株式交付日 |
対象会社の発行済株式1,316,667株のうち、株式取得で1,116,667株(議決権の数1,116,667個、議決権所有割合84.8%)を購入し、残り200,000株を株式交換により取得します。異動前の所有株式数は0株(議決権所有割合0.0%)です(出典:フィードフォースグループ株式会社 2026年3月26日公表資料)
株式取得の取得価額は株式取得価額が107百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が0百万円、合計(概算額)が107百万円です(出典:フィードフォースグループ株式会社 2026年3月26日公表資料)
株式交換に係る割当比率は買い手1に対して対象会社0.097で、交付する株式数は普通株式19,400株(予定)です。買い手は株式交換に際して新たに株式を発行します。原本の(注1)は「ECPower社株式1株に対して、当社株式19,400株を割当交付します」と記載していますが、(注2)では保有株式数の合計に0.097を乗じた数を交付するとしています(原本の表記のまま引用しています)(出典:フィードフォースグループ株式会社 2026年3月26日公表資料)
開示資料は、価格算定にあたり公平性・妥当性を確保するため対象会社の財務状況、業績動向、事業内容等の諸要素を総合的に勘案してDCF法により、割当比率の算定においては買い手株式を市場株価法により評価したこと、算定の前提とした財務予測に大幅な増減益を見込んでいる事業年度はないことを記載しています。
対象会社は名称が株式会社ECPower、所在地が東京都港区南青山二丁目2番15号 Win Aoyama ビル UCF6階、事業内容がウェブサイトの企画、設計、開発、運営等、設立が2020年7月17日です。開示資料は、同社のプロダクトが高度なデータ分析を通じてEC事業者のリピート率向上とLTV最大化に強みを有していることを記載しています。
出典: フィードフォースグループ株式会社「株式会社ECPowerの株式取得及び簡易株式交換による完全子会社化に関するお知らせ」(2026年03月26日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
八割強を現金で買い、残りを株式交換で取っています。
現金の部分は一億円ほどで、残りは自社株の交付です。
二段に分けたのは、少数株主を残さないためです。
株式交換を使うと、反対する株主がいても取り切れます。
中小企業の譲渡でも、全部を取れないことがあります。
連絡の取れない株主、相続で分かれた株などです。
その場合に、会社法の手続で集める方法があります。
ただし手続と期間が増えるので、早めに洗い出します。
残りをどう取るかを決める、という場面です。