ヒビノは2026年3月26日、株式会社フォトロンが新たに設立し同社の一部事業を吸収分割により承継する株式会社フォトロン企画の発行済株式の100%を取得し子会社化することを決議したと公表しました。株式譲渡実行日は2026年7月1日(予定)です。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ヒビノ株式会社(2469・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社フォトロン(対象会社の発行済株式の100.0%を保有) |
| 譲渡対象 | 株式会社フォトロン企画(株式会社フォトロンの一部事業を吸収分割により承継する新設会社)および株式会社メディア・ソリューションズ(業務用映像機器の販売・システム設計・施工・メンテナンス(株式会社メディア・ソリューションズは業務用映像・音響機器の販売)) |
| 所在地 | 東京都千代田区神田神保町一丁目105番地 |
| 手法 | 会社分割(吸収分割)と株式取得の組み合わせ。売り手が新たに設立した対象会社に一部事業を吸収分割により承継させ、買い手がその発行済株式の100%を取得する。あわせて売り手の完全子会社である株式会社メディア・ソリューションズも、本件株式譲渡実行までに対象会社へ譲渡される予定であることから子会社化する。異動前0株(所有割合0.0%)から100株(議決権の数100個)を取得し、異動後は所有割合100.0% |
| 対価 | 取得価額は普通株式619百万円、アドバイザリー費用等(概算額)8百万円、合計(概算額)627百万円 |
| 日程 | 2026年3月26日 取締役会決議日/2026年3月26日 契約締結日/2026年7月1日(予定) 株式譲渡実行日 |
あわせて、売り手の完全子会社であり業務用映像・音響機器等の販売事業を営む株式会社メディア・ソリューションズについても、本件株式譲渡実行までに株式会社フォトロン企画に譲渡される予定であることから子会社化することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結しています。
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個、所有割合0.0%)、取得株式数は100株(議決権の数100個)、異動後は100株で所有割合100.0%です。取得価額は普通株式が619百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が8百万円、合計(概算額)が627百万円です(出典:ヒビノ株式会社 2026年3月26日公表資料)
株式会社フォトロン企画は所在地が東京都千代田区神田神保町一丁目105番地、事業内容が業務用映像機器の販売・システム設計・施工・メンテナンス、資本金が100万円、設立が2026年3月で、大株主は株式会社フォトロンが100.0%です。承継する事業の売上高は4,982百万円、営業利益は177百万円、純資産は222百万円と記載されています(出典:ヒビノ株式会社 2026年3月26日公表資料)
株式会社メディア・ソリューションズは所在地が東京都港区新橋二丁目12番5号 池伝ビル8階、事業内容が業務用映像・音響機器の販売、資本金が1,800万円で、大株主は株式会社IMAGICA GROUPが100.0%です。売上高は142百万円、324百万円、260百万円、営業利益は△31百万円、△13百万円、1百万円、純資産は15百万円、7百万円、7百万円と記載されています(出典:ヒビノ株式会社 2026年3月26日公表資料)
開示資料は、2027年3月期第2四半期から両社が買い手の連結子会社となる予定であること、本件が2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微であることを記載しています。
出典: ヒビノ株式会社「株式会社フォトロンの一部事業を吸収分割により承継する株式会社フォトロン企画の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2026年03月26日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
売る側が、渡す事業だけを入れる新しい会社を作りました。
資本金百万円の器に、売上五十億円近い事業を移します。
買い手は、その器の株を全部買う形です。
会社の一部門を渡すときの、よくある段取りです。
中小企業でも、複数の事業を持っていれば同じことをします。
渡す事業と残す事業を、先に別の会社に分けておきます。
分けておけば、買い手は欲しい部分だけを買えます。
ただし、人・契約・許認可がどちらに付くかを一つずつ決めます。
器を作って渡す、という場面です。