オーテックは2026年3月30日、有限会社ケー・ティー・エスの株式を取得し子会社化することを決議したと公表しました。株式譲渡契約締結日は2026年3月31日(予定)、株式譲受期日は2026年4月6日(予定)です。(出典:株式会社オーテック 2026年3月30日公表資料)
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社オーテック(1736・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 個人1名(対象会社の株式100.0%を保有。氏名は再掲しない) |
| 譲渡対象 | 有限会社ケー・ティー・エス(空調自動制御システムの試運転調整、制御機器の点検・修理および制御プログラムの設計業務) |
| 所在地 | 東京都文京区白山2-12-23 |
| 手法 | 株式取得(子会社化)。異動前の所有株式数0株(議決権所有割合0.0%)から60株を取得し、異動後は議決権所有割合100.0%となる |
| 対価 | 取得価額は有限会社ケー・ティー・エスの普通株式200百万円、アドバイザリー費用等(概算額)17百万円、合計(概算額)217百万円 |
| 日程 | 2026年3月30日 取締役会決議日/2026年3月31日(予定) 株式譲渡契約締結日/2026年4月6日(予定) 株式譲受期日 |
異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個、議決権所有割合0.0%)、取得株式数は60株(議決権の数60個)、異動後は60株で議決権所有割合100.0%です。取得価額は普通株式が200百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が17百万円、合計(概算額)が217百万円です。(出典:株式会社オーテック 2026年3月30日公表資料)
対象会社は名称が有限会社ケー・ティー・エス、所在地が東京都文京区白山2-12-23、事業内容が空調自動制御システムの試運転調整、制御機器の点検・修理および制御プログラムの設計業務、資本金が3,000千円、設立が2001年7月3日で、大株主及び持株比率は個人1名が100.0%です(出典:株式会社オーテック 2026年3月30日公表資料)
対象会社の最近3年間は、売上高が182,322千円、192,934千円、189,964千円、営業利益が9,712千円、13,041千円、14,448千円、純資産が101,086千円、118,289千円、131,920千円と記載されています。
開示資料は、買い手が空調自動制御システムの設計、施工、メンテナンスを行う「環境システム事業」と管工機材・住宅設備機器を販売する「管工機材事業」を展開していること、対象会社が東京地区を中心に試運転調整や制御機器の点検・修理、制御プログラムの設計業務で実績を有していること、本件により首都圏エリアにおける試運転調整およびメンテナンス体制を強化することを記載しています。
出典: 株式会社オーテック「有限会社ケー・ティー・エスの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2026年03月30日公表)・適時開示
中小企業の経営者は、どう読むか
売上一億九千万円ほどの会社が、全株式を渡しました。
株主は一人で、有限会社のままの会社です。
規模は小さくても、上場会社が欲しがる技術がありました。
試運転調整という、現場の最後を担う仕事です。
中小企業の譲渡は、この規模がいちばん多いです。
売上が数億円、社員が十数名といった会社です。
大きくないから売れない、ということはありません。
買い手が自分で育てるより早い、と思えば話は進みます。
小さくても渡せる、という場面です。