電気工事のきんでんは2026年9月30日、株式会社弘電社が完全子会社となったと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社きんでん(1944・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 三菱電機株式会社(株式併合の効力発生後の売却予定株式6株を、弘電社が自己株式として取得) |
| 譲渡対象 | 株式会社弘電社(電気工事) |
| 所在地 | 日本 |
| 手法 | 自己株式取得による完全子会社化(株式併合の効力発生後に残った端数相当の株式を対象会社が自己株式として取得したことにより、開示会社の完全子会社となった) |
| 対価 | 開示資料に金額の記載なし |
| 日程 | 2026年7月29日 弘電社の取締役会で臨時株主総会の招集を決定/2026年8月25日 弘電社の臨時株主総会で株式併合を承認/2026年9月29日 株式併合の効力発生日/2026年9月30日 完全子会社化 |
開示資料によれば、本自己株式取得の効力発生日である同日付で、弘電社が三菱電機の所有する株式併合の効力発生後の売却予定株式6株を取得することにより、同日付で弘電社が開示会社の完全子会社となったことが異動の理由とされています(出典:株式会社きんでん 2026年9月30日公表資料)。
日程は2026年9月30日(水曜日)です。
子会社の異動が連結業績に与える影響は現在精査中であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかに公表すると記載されています(出典:株式会社きんでん 2026年9月30日公表資料)。
出典: 株式会社きんでん(TDnet 適時開示。東京証券取引所 適時開示情報閲覧サービス)「株式会社弘電社の完全子会社化に関するお知らせ」(2026年09月30日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
上場していた会社を完全に子会社にするまでの、最後の一手です。まず大半の株式を集め、次に株式をまとめる手続きで少数の株主を整理し、最後に残った分を会社自身が買い取っています。
この「株式をまとめる」手続きは、一株に満たない端数を生じさせて現金で精算する形をとります。全員から個別に買い取る必要がなくなるので、完全子会社化の最後によく使われます。
非上場の中小企業でも、株主が多数に分かれているときに同じ考え方が使われることがあります。ただし手続きには株主総会の特別決議が要り、反対する株主には買取請求の権利があります。
こうした段取りは、一度の契約では終わりません。最初に大株主から買い、そのあと制度を使って残りを整理する。全部を手に入れるまでに、複数の段階を踏むことになります。