ダイドーグループホールディングスは2023年12月21日、ポーランドのWosana S.A.の株式を取得して子会社化することを公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | ダイドーグループホールディングス株式会社(2590・) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | Wosana S.A.の株主(投資ファンド1社・持株比率100%) |
| 譲渡対象 | Wosana S.A.(清涼飲料の製造・販売) |
| 所在地 | ポーランド・Andrychów |
| 手法 | 株式譲渡(議決権所有割合100%を取得して子会社化) |
| 対価 | 概算45.5百万ユーロ(約7,266百万円。開示資料は1ユーロ=159.7円〈12/1終値〉で換算と注記) |
| 日程 | 2023年12月21日 取締役会決議日・契約締結日/2024年2月29日(予定) 株式取得完了日 |
取得株式数は13,548,969株(議決権の数13,548,969個)で、異動前の所有株式数は0株(議決権所有割合0%)、異動後は13,548,969株(議決権所有割合100%)です。取得価格は概算45.5百万ユーロ(約7,266百万円)で、開示資料は1ユーロ=159.7円(12月1日終値)で換算していると注記しています(出典:ダイドーグループホールディングス株式会社 2023年12月21日公表資料)
対象会社は1991年設立、所在地はポーランド、資本金は13,548,969ズロチ(498百万円)で、清涼飲料の製造・販売を行っています。大株主および持株比率は投資ファンド1社が100%と記載されています(出典:ダイドーグループホールディングス株式会社 2023年12月21日公表資料)
開示資料は、対象会社がポーランド国内において果汁飲料やミネラルウォーター等の清涼飲料の製造工場を所有し、自社ブランドの製造・販売を行っていることを記載しています。
買い手は、グループの基本方針の一つに「海外での事業展開の拡大」を掲げ、2016年に現地企業のM&Aにより進出した国での事業運営に注力するとともに、新たな事業エリアの検討を進めてきたことを記載しています。
日程は、取締役会決議日と契約締結日が2023年12月21日、株式取得完了日が2024年2月29日(予定)です。
出典: ダイドーグループホールディングス株式会社「Wosana S.A.の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2023年12月21日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
売り主は投資のためのファンドです。期限を区切って持つ株主なので、売る意思が最初からあります。
こうした株主が入っている会社は、次の持ち主を探す段階に必ず来ます。買い手から見れば話が始めやすい相手です。
中小企業の経営者にとっても、外部から出資を受けるときに考えておく論点です。何年後に、誰に引き継ぐのかです。
株数と資本金の金額が同じ数字になっています。一株が一単位の通貨に対応する作りで、国によって株式の仕組みは違います。
契約から引き渡しまで二か月以上あります。国をまたぐ取引では手続きの時間がかかります。
買い手は以前にも海外の会社を買っており、そのときの経験を踏まえて新しい地域を選んだと書いています。
工場という設備を持つ会社です。製造の設備があると、調査では土地や建物、環境の履歴も見られます。