コメ兵ホールディングスは2024年4月3日、連結子会社である株式会社K-ブランドオフが株式会社RECLOの株式を取得し、孫会社化したと公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社コメ兵ホールディングス(2780・東証スタンダード) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | 株式会社ULTRA WIDE(対象会社の議決権を100%保有) |
| 譲渡対象 | 株式会社RECLO(ハイブランド専門のリセールサイト「RECLO」事業) |
| 所在地 | 東京都品川区 |
| 手法 | 株式取得(孫会社化)。買い手の連結子会社である株式会社K-ブランドオフが全株式を取得する |
| 対価 | 取得価額 358,760,000円 |
| 日程 | 2024年4月3日 取締役会決議・契約締結・株式譲渡実行 |
取得株式数は2,000株、取得価額は358,760,000円です。取得前の所有株式数は0株(議決権所有割合0%)、取得後の所有株式数は2,000株(議決権割合100.0%)です。譲渡人は株式会社ULTRA WIDEで、対象会社の議決権を100%保有していました(出典:株式会社コメ兵ホールディングス 2024年4月3日公表資料)
対象会社は所在地が東京都品川区勝島1丁目4-3、事業内容がハイブランド専門のリセールサイト「RECLO」事業、資本金が20,000,000円、設立が2021年7月1日です。株式を取得する子会社は所在地が石川県金沢市新神田2丁目5番17号、事業内容が海外ブランドのバッグ・時計ならびに宝石・貴金属・衣料の小売、資本金が100,000,000円、設立が2019年10月11日です(出典:株式会社コメ兵ホールディングス 2024年4月3日公表資料)
対象会社の経営成績として、売上高は2,601百万円および4,276百万円、営業損益は△14百万円および△302百万円、純資産は1,132百万円および906百万円が記載されています(出典:株式会社コメ兵ホールディングス 2024年4月3日公表資料)
開示資料は目的について、買い手グループを取り巻くリユース業界が、持続可能な社会に向けた価値観の変化により消費者のニーズが高まっている一方、サービスやチャネルの増加に加え、業界再編によるM&Aの活性化、新規参入の企業も多いことから、買取・販売競争は激化の一途を辿っていると記載しています。買い手グループは主力のブランド・ファッション事業でトップシェアを確保し、総流通量の拡大を図ることで中長期的な収益力強化を目指していると記載しています。
買い手は本件による連結業績への影響について、軽微であると見込んでいると記載しています。
出典: 株式会社コメ兵ホールディングス「当社連結子会社による株式取得(孫会社化)のお知らせ」(2024年04月03日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
赤字の会社を、三億五千万円ほどで買っています。営業損益は二期とも赤字です。
それでも値が付くのは、サイトと会員と仕入れの経路が手に入るからです。
ゼロから同じものを作る費用と時間を比べて、買うほうが早いという判断です。
中小企業の譲渡でも、同じ見方をされることがあります。利益が出ていなくても、です。
ただし赤字のまま譲渡交渉に入ると、買い手は値段を下げる理由を持ちます。
直せる赤字なのか、構造的な赤字なのかで、相手の見方は変わります。
決算書だけでは、そこは伝わりません。説明する資料を自分で用意することになります。
この件は孫会社化です。親会社ではなく、その子会社が買い手になっています。