クラダシは2024年6月27日、株式会社クロスエッジの株式取得による完全子会社化、当該子会社の会社分割(新設分割)および新設会社の株式譲渡を公表しました。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社クラダシ(5884・東証グロース) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | (開示資料に株主の記載がある。当サイトの方針により氏名は再掲しない) |
| 譲渡対象 | 株式会社クロスエッジ(冷凍弁当の宅配サービス「Dr.つるかめキッチン」事業、広告運用/マーケティング支援等事業) |
| 所在地 | 東京都品川区 |
| 手法 | 株式取得による完全子会社化、当該子会社の会社分割(新設分割)、および新設会社の株式譲渡の3段階。開示資料は、2024年8月23日(予定)を効力発生日として株式取得による完全子会社化をし、その効力発生後に対象会社を新設分割により分社化し、さらに新設分割の効力発生後に新設会社の株式を譲渡すると記載している |
| 対価 | 株式取得の取得価額は対象会社の普通株式486百万円、アドバイザリー費用等(概算額)31百万円、合計(概算額)517百万円。新設会社の株式譲渡の譲渡価額は1円 |
| 日程 | 2024年6月27日 取締役会決議日・契約締結日/2024年8月23日 本株式取得実行日(予定)・本新設分割効力発生日(予定)・本株式譲渡実行日(予定) |
株式取得の取得株式数は100株(議決権の数100個)です。異動前の所有株式数は0株(議決権の数0個、議決権割合0.0%)、異動後の所有株式数は100株(議決権の数100個、議決権割合100.0%)です。取得価額は、対象会社の普通株式が486百万円、アドバイザリー費用等(概算額)が31百万円、合計(概算額)が517百万円です(出典:株式会社クラダシ 2024年6月27日公表資料)
新設会社の株式譲渡については、譲渡価額が1円、譲渡後の所有株式数が0株(議決権の数0個、議決権割合0.0%)と記載されています(出典:株式会社クラダシ 2024年6月27日公表資料)
対象会社は所在地が東京都品川区西五反田7-22-17、事業内容が冷凍弁当の宅配サービス「Dr.つるかめキッチン」事業および広告運用/マーケティング支援等事業、資本金が10,000千円、設立が2012年2月20日で、大株主は個人2名が50.0%ずつです。経営成績は、売上高が537百万円、721百万円、960百万円、営業損益が0百万円、4百万円、△3百万円、純資産が5百万円、7百万円、1百万円と記載されています(出典:株式会社クラダシ 2024年6月27日公表資料)
開示資料は目的について、買い手がミッションを「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」、ビジョンを「日本で最もフードロスを削減する会社」と掲げ、賞味期限が切迫した食品や季節商品、パッケージの汚れやキズ・自然災害による被害などが要因で消費可能でありながら通常の流通ルートでの販売が困難な商品を買い取り、自社のマーケットで販売していることを記載しています。
日程は、2024年6月27日が取締役会決議日および契約締結日、2024年8月23日が本株式取得実行日(予定)、本新設分割効力発生日(予定)および本株式譲渡実行日(予定)です。開示資料は、本件取引によって買い手が連結決算に移行するが、連結決算への取り込みは2025年6月期第1四半期からとなる見込みであると記載しています。
出典: 株式会社クラダシ「株式会社クロスエッジの株式の取得による完全子会社化並びに、当該子会社の会社分割(新設分割)及び新設会社の株式譲渡に関するお知らせ」(2024年06月27日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
三段階です。会社を買い、要らない事業を切り出し、それを一円で手放す。
一円という値段は、その事業に資産を超える負債があることを示します。
引き取る側は、負債ごと受け取る代わりに代金を払いません。
中小企業の譲渡でも、この形は起こります。欲しい事業と要らない事業があるとき。
要らない事業を誰かが引き取ってくれるなら、一円でも成立します。
引き取り手がいなければ、買い手は会社ごと見送るかもしれません。
売る側から見れば、全部を一度に手放せる形です。
三つの手続が同じ日に行われます。順番は契約で固定されています。