ベルーナは2024年8月19日、100%連結子会社で「銀座のステーキ」等の飲食事業を展開する株式会社エルドラドが、株式会社新和の発行済普通株式の全部を取得し子会社化(買い手の孫会社化)することを決議したと公表しました。取得日は2024年9月6日を予定しており、取得日に対象会社の商号は株式会社エイジング・ビーフに変更を予定しています。
開示された事実
| 譲受(買い手) | 株式会社ベルーナ(9997・東証プライム) |
|---|---|
| 譲渡(売り手) | いわかぜ2号投資事業有限責任組合(持株比率91.2%)ほか |
| 譲渡対象 | 株式会社新和(取得日に商号を株式会社エイジング・ビーフへ変更予定)(熟成黒毛和牛の焼肉、ステーキ、定食、焼肉居酒屋の運営) |
| 所在地 | 東京都千代田区 |
| 手法 | 株式取得(孫会社化)。買い手の100%連結子会社で「銀座のステーキ」等の飲食事業を展開する株式会社エルドラドが、対象会社の発行済普通株式の全部を取得する。開示資料は、本件が適時開示基準には該当しないが有用な情報と判断して任意開示するものであると記載している |
| 対価 | 取得価額については相手方との協議により開示を控えるとされている |
| 日程 | 2024年8月19日 決議/2024年8月19日 契約締結日/2024年9月6日 実行日(予定) |
取得株式数は1,000株で、取得前の議決権所有割合は0%、取得後は100%となります。取得価額については相手方との協議により開示を控えるとされています(出典:株式会社ベルーナ 2024年8月19日公表資料)
対象会社は所在地が東京都千代田区神田司町二丁目10番、事業内容が熟成黒毛和牛の焼肉、ステーキ、定食、焼肉居酒屋の運営、資本金が1百万円、設立が2015年10月で、株主はいわかぜ2号投資事業有限責任組合が91.2%です。売上高の見通しは2,825百万円です(出典:株式会社ベルーナ 2024年8月19日公表資料)
開示資料は対象会社について、「エイジング・ビーフ」のブランド名で熟成和牛の焼肉店やステーキ店を展開、その他ハンバーグや牛タンに特化した定食専門店など現在16店舗を運営していること、新型コロナウイルス感染症の収束後は創業以来の最高益を達成していることを記載しています。
開示資料は目的について、買い手が資本的側面で支援することにより新規店舗の出店など事業拡大が期待できること、買い手子会社で展開している「銀座のステーキ」との共同仕入れによる収益性の向上、オペレーティングノウハウの共有や人材交流によるサービスレベルの向上などのシナジー効果が期待できることを記載しています。
開示資料は、本件が適時開示基準には該当しないものの有用な情報と判断して任意開示を行うものであることを記載しています。
出典: 株式会社ベルーナ「株式会社新和の株式取得(孫会社化)に関するお知らせ」(2024年08月19日公表)
中小企業の経営者は、どう読むか
売り手は投資ファンドで、九十一パーセントを持っていました。
ファンドは、いつか売ることを前提に株を持ちます。
買った会社を育てて、数年後に別の相手へ渡す形です。
この件も、設立から九年目での譲渡になります。
中小企業のオーナーが売る場合と、動機が違います。
ファンドは期限で動き、オーナーは人生の節目で動きます。
買い手から見ると、交渉の進み方も変わります。
ファンドは数字で判断し、決めたら早く動きます。
どちらが相手でも、こちらの準備が足りないと話は進みません。